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2002年3月28日(木)

任天堂、都内で行われた発表会で『マリオサンシャイン(仮)』などGCタイトルを発表

 本日3月28日、任天堂は都内において、今後のGCタイトルについての発表会を開催した。会場では任天堂 情報開発本部長・宮本茂氏と同社 経営企画室長・岩田聡氏によって、海外でのGCおよび任天堂の状況についての報告と、新規タイトルの説明が行われた。

 海外での報告においては、「ネットワークゲームは1つの選択に過ぎず、今後すべてのゲームがネットワークベースになるとは考えていない」との考えを明らかにした。また、「各国で『ゼルダ』や『マリオ』、『メトロイド』については、ゲーム情報誌だけではなく、一般誌からも質問攻めにあった(笑)」との話題から、「任天堂というゲームブランドが広く世界に浸透していると実感した」と語ってくれた。

 注目のゲームタイトルについては、『マリオサンシャイン(仮)』が日本国内では7月19日、6,800円で発売が決定した。同ゲームはN64『スーパーマリオ64』の延長線上にあるゲームで、初めてハンマー以外のアイテム「ポンプ」が登場する。詳しい内容は今夏にアメリカで行われるE3において発表されるとのこと。

  また「視点がプレイヤー視点に変わったかのように見られがちだが、プレイの本質は変わらない」と語る『メトロイドプライム』(発売日、価格未定)や、『スターフォックスアドベンチャー ダイナソープラネット』(2002年秋発売予定、価格未定)、『エターナルダークネス』(2002年秋発売予定、価格未定)などの映像も一部公開した。

 さらに、『ゼルダの伝説GC(仮)』とGC版『マリオパーティ4(仮)』については2002年度中に発売、『F-ZERO GC(仮)』については2002年末に発売すると発表した。『F-ZERO GC(仮)』については別の記事で詳しく説明しているので、そちらを参照してほしい。

  今回の発表会に際して、任天堂では2002年度中に12~13タイトルの発売を予定しているという。岩田氏によると、「任天堂のGCタイトルは、“多彩かつ粒選り”で行く方針。必ずしも子ども向けというわけではなく、より作家性の強い作品を制作していく」との考えを明らかにした。さらに宮本氏は「今までの経験上、ハードは2年目が勝負どころ。ここに強力なソフトを投入していこうと考えている。『マリオ』や『ゼルダ』をGC第1弾タイトルとせずにまずまずのスタートができたので、これからのタイトルにも期待してほしい」と語った。またサードパーティから発売されるタイトルについては、「任天堂が2002年度中に発売するタイトルの5倍ぐらいの数にはなるでしょう」と語っていた。

  多くのタイトルの詳細はE3で発表するとのこと。電撃オンラインでは今年も現地からレポートをする予定なので、期待して待っていてほしい!

「かなり多くのソフトのゲームデザインをしているように見られがちですが、実際はそれほどでもないんです(笑)」と語る宮本氏。

「自社の人間を誉めるのもなんですが、海外で宮本がクリエイターとして広く認知されているのはスゴイ」という岩田氏。


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