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2002年5月23日(木)

<任天堂ブースレポートその2>話題作満載!GCもGBAも気合入りまくり!

 先ほど速報として『スーパーマリオサンシャイン』、『ゼルダの伝説GC』の2本を紹介したが、任天堂ブースはまだまだこんなもんじゃない。魅惑の注目作がてんこ盛りのレポートをお届けしよう。

 まずはアメリカでは非常にファンも多い『WARIO WORLD』(北米11月11日発売 $49.95 1人プレイ)。『ワリオ』シリーズ初となる、3D・ACTで登場だ。画面は横スクロールになり、ワリオがお宝を求めて走る! 飛ぶ! 従来の操作感の良さは健在で、画面内にあるさまざまなオブジェを使って冒険を進めていくゲームとなっている。

 次に日本でも発売が待たれる、パーティゲームの定番『MARIO PARTY 4』(北米10月28日発売 $49.95 1人-4人プレイ)。最大4人で多数のミニゲームを楽しめるのは変わらないが、ちょっとおもしろい展示の仕方をしていたので、ここで紹介。会場ではワイヤレスコントローラの「ウェーブバード」を使い、大画面を見ながらの4人対戦が行われていたのだ。まるで自宅のようにソファーが置かれ、くつろぎながらプレイできる様子は、GCのプレイ形態の未来を見ているかのようだった。これからはワイヤレス。基本です。

 続いて『ETERNAL DARKNESS:SANITY'S REQIEM』(北米6月24日発売 $49.95 1人プレイ)。さまざまな世紀を越えて、複数の主人公(総勢12人)を使ってプレイする異色のサイコロジカルスリラーだ。異形の敵を倒しつつ、謎解きをクリアする3D・AVGタイプのゲームだが、暗く湿ったような質感はまさにスリル満点。

 そして注目の『METROID PRIME』(北米11月18日発売 $49.95 1人プレイ)。今度の『メトロイド』は主観視点で展開するACT。攻撃よりも探索に重点を置いている感じで、主観視点との相性はバッチリ! さまざまな武器や切り替え可能のバイザーを駆使して先に進んでいくことになりそうだ。新生サムスの活躍に期待!

  またGBAで発表された、『METROID FUSION』(北米11月18日発売 $29.95 1人プレイ)も同時に出展されていた。こちらは懐かしさと新しさが同居するACTという印象。

  『STAR FOX ADVENTURES』(北米9月30日発売 $49.95 1人プレイ)も忘れちゃいけない。とにかくビジュアルがきれいになっていて、操作感も昨年のスペースワールドで出展されていたものに比べ、向上しているようだった。リアルだが愛嬌のある、恐竜たちに注目しよう。

 ほかに新しいGCタイトルとしては、エキサイティングなスノボゲーム『1080°:WHITE STORM』(北米2003年1~3月予定 $49.95 1人-4人プレイ)、スピード感あふれるRCG『F-ZERO GC』(詳細未定)がビデオ出展されていた。

  さて、ここでもう1つ、GCの気になるタイトルを紹介。『STAGE DEBUT』(詳細未定)だ。これはGBAにカメラを接続し、自分の顔を取りこんで遊ぶ、GCでは新しいタイプのゲーム。任天堂オールスターとコミカルに夢の共演ができる点が特徴だ。みんなで遊ぶと盛り上がるかも。

  GCと並んで任天堂の顔であるゲームボーイアドバンスも、多数の新作タイトルを公開。GCで作成したマップを取りこめるということで気になる『DONKY KONG PLUS』(北米2003年1~3月予定 価格未定)は、アクションタイプのPZG。

  そのほかにも、懐かしのミニゲームがたっぷり詰まった『GAME&WATCH GALLERY 4』(北米2003年1~3月予定 価格未定)。いよいよマリオファミリーの人気者登場の『YOSHI'S ISLAND:SUPER MARIO ADVANCE3』(北米9月30日発売 $29.95 1人-4人)あたりが人気を集めていた。
 
  また、会場ではサードパーティのタイトルも多数展示。ルーカスアーツやカプコンのタイトルに並び、GC初となるオンラインゲームの『Phantasy Star Online Episode I & II』(セガ・日本発売は夏予定、北米では秋予定)も出展されていた。キーボード付きコントローラも出展されていたため、その感触を確かめるようにみんなプレイしていた。会場には開発者であるソニックチーム中氏の姿も!

【E3特派員M談】駆け足でお伝えした任天堂ブースレポート。明日以降も会場をくまなく回るので、気になる情報があったらここでお伝えすることにしよう! 最後に、任天堂ブースコンパニオンはとてもキュート。プレイヤーがいない時間などは、楽しそうにプレイしていました。なかなかできない体験ということを考えると、彼女たちも幸せかも。うん、いっしょに対戦したい…。なかなかできない体験だよな、取材班として。

ステージ途中に球体にゴキブリのように張り付くなど、あいかわらずみっともないが、それでも憎めないワリオが大活躍の『WARIO WORLD』。

見ているだけで楽しくなる、ウェーブバードを使ったプレイが魅力的だった『MARIO PARTY 4』。

『バイオ』シリーズとは異なる質感が楽しめる『ETERNAL DARKNESS:SANITY'S REQIEM』。日本での発売はいつになるのか気になるところ。

奥の会場ではムービーの上映もされていた『METROID PRIME』。映画風のポスターに注目。

アクションと画面のきれいさに注目したい『STAR FOX ADVENTURES』。体験した人はさまざまな動作を試していた。

残念ながら、今回はビデオでの出展。隣にはアーケード用エンジン「トライフォース」も出展されていた『F-ZERO GC』


■関連サイト
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