海外プレス向け小島監督公開インタビューにスニーキング！

　　本日13時（日本時間6時）より、KCEジャパン・小島秀夫監督の海外プレス向け公開インタビューが開催されるという情報を得た取材班（１人）は、潜入ミッションを敢行。入場待ちの列に並ぶこと１０分…入り口にたどり着いた取材班であったが、なんと入場拒否にあってしまった！ ショショショショック!!　…が、よくよく聞いてみると、プレスルームで入場用のチケットを交付してもらわなければいけなかったらしい。慌ててプレスルームに向かう取材班。早めに出かけていて、本当によかったです。

　さて、そうこうするうちに始まった小島監督の公開インタビューが始まった。内容は、『METAL GEAR SOLID 2』にVRミッションやスケボーゲームなどの新要素が追加された『METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE』と『Z.O.E』の続編、『Z.O.E THE 2nd RUNNER』についての質問が中心。ステージ上には小島監督とインタビュアー、通訳の３人が並ぶ形で行われた。 『METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE』について小島監督は、「『MGS2』におもしろさの要素を付加したもの」と表現していた。

　また『メタルギア』をネットワークゲームにする「メタルギアオンライン（MGO）」の構想については、まだどのような方向性でいくのか検討中としながらも、ステルスなどのシステムを生かしたゲーム性の高いもの、もしくは世界観を生かしたストーリー性の高いもの、の２つの可能性を挙げた。

　今後の『メタルギア』シリーズそのものの方向性についての質問には、『MGS2』のようなストーリーを重視したもの、『METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE』のようにアクションを重視したもの、そして「MGO」のようにコミュニケーションを最大限に生かしたもの、という３つの方向性があることを示した。

　そして『MGS3』はどのハードで出るのか？　という質問には「『２』はPS2で出ましたが、『３』については未定」との回答。これも気になるところだ。
　 一方、『Z.O.E THE 2nd RUNNER』については、前作のアンケートで「もっと街やいろんなものを壊したい！」という意見を受けて、前作以上にいろんなものを壊せるような仕様にしているという。「破壊する快感を体験してほしい」ということだ。

　最後に、小島監督が自身で編集したという『METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE』と『Z.O.E THE 2nd RUNNER』のムービーが流され、ラストのオチでは場内は大爆笑。そして映像終了後は大きな拍手に包まれた。

ご自分の作品のこと以外にも、監督のゲーム観なども語られた有意義な公開インタビューだった。

小島監督の一挙手一投足を真剣にみつめる外国人プレス