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2002年5月31日(金)

任天堂、平成14年3月期の連結決算を発表。2年連続で最高益を更新

 任天堂は、平成14年3月期(平成13年4月1日~平成14年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は前年比20%増の5,548億8,600万円、経常利益は同2.9%減の1,866億1,800万円、当期純利益が同10.2%増の1,064億4,400万円。昨年同様、年度末の円安による為替差益が発生し、2期連続で最高益を更新する形となった。

 ゲームでは、ゲームボーイカラーが順調に売上を伸ばしたこと、GC用ソフト『大乱闘スマッシュブラザースDX』も、国内。米国でそれぞれミリオンセラーを達成したことが大きな要因。ゲームボーイからゲームボーイカラーへの世代交代が順調に推移した。

 任天堂は今後、中国でGCの生産を開始する他、既存ハードの特性を活かしたシステムやソフトウェア、新商品の開発を強化し、収益の拡大を目指す。同社は平成15年3月期の通期業績を、売上高6,400億円、経常利益1500億円、当期純利益900億円と見込んでいる。

 なお、同サイトの決算資料には、先日お伝えした山内溥社長の退任や新社長・岩田聡氏の就任が記載されている他、現・取締役広報室長の今西紘史氏が退任予定ということも記されている。今西氏は研究開発部門の立ち上げを経てゲーム部門マーケティングの責任者なども務め上げ、同社の中核を担ってきた人物。数々の重要な記者会見などには、必ずといっていいほど顔を出してきた任天堂のキーマンだ。


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