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2002年6月11日(火)

「XboxLive」だけじゃない!この夏以降のXboxソフトラインナップもチェック!

 マイクロソフトは本日11日に行ったカンファレンスにて、この夏以降のソフトラインナップの発表を行った。この発表では、多くの注目タイトルのムービーが公開されたほか、いくつかのタイトルはクリエイター自らによる紹介が行われたのだ。
●『真・女神転生 NINE』
 Xbox最初の本格派RPGとなるのがこの『真・女神転生NINE』。ゲームの舞台は、核により崩壊した現実世界と、過去の栄華を再現した仮想の世界の2つ。主人公は都市を管理するデバッカーとなり、'90年代をモチーフにした新宿や渋谷で起こる怪現象を解決していくといった内容。
 
 公開されたムービーでは、3Dで表現されたフィールドを仲魔を連れて歩いているシーンがあるなど、これまでのシリーズ作品とは違い仲魔が特別な存在ではない様子だった。また、本作は「Xbox Live」にも対応が決定している。

●『ディノ クライシス3』
 恐竜を相手にしたサバイバルACT『ディノ クライシス』シリーズ最新作がXboxに登場する。この『ディノ3』では、舞台が近未来の宇宙船になっており、まったく新しい恐竜も登場する。
 
 会場には、プロデューサーの三上氏が登場し、変形する宇宙船によって構成された各ステージの説明を行った。また、これまでと大きく舞台設定が違う理由は「そろそろフルモデルチェンジする時期だと思った。巨大な宇宙船が舞台ということで、『バイオ』とは違うスケール感を味わってほしい』とのこと。
 
 また、舞台だけではなくキャラクターも大きく変わり、背中に搭載したバーニアでダッシュと飛行を行い、ワスプと呼ばれるビットで恐竜を攻撃するなど、スピード感のある戦闘が展開していた。

●『紅の海』
 こちらはE3で発表された、多数の敵をなぎ倒していくACT。コーエー独自の技術「群れ制御エンジン」を使用しており、1000体以上もの敵をそれぞれ独自の思考で動かせることが可能となっている。ムービーが紹介された後は、主人公のショウに扮する、小堤ディレクターが演舞を披露し、「現実をリアルに再現するのではなく、それを超えた迫力のあるものを作りたい」と、「撃つ」「斬る」というアクションで群がる敵を一網打尽にする爽快なプレイが楽しめるゲームであることを説明した。

●『パンツァードラグーン オルタ』
 E3で非常に好評だった『パンツァードラグーン オルタ』。このタイトルのムービーは、現在セガや公式サイトにて配信が行われている。スマイルビットの川越隆幸氏によれば、「今回の『オルタ』のコンセプトは、新たな誕生や再生といったもの。これはシリーズ作品の復活というのも意味している。『オルタ』という名称もいろいろ語源があるのだが、これも"誕生"や"夜明け"という意味が含まれています。ストーリーのほうも『アゼル』以降の、次世代の世界を作っています。ゲームシステムも『アイン』『ツヴァイ』のシステムを踏襲しつつ、『アゼル』の要素をスパイスとして加えた感じとなっています。そして、『オルタ』ならではの特徴として、Xboxのマシンパワーを生かしたリアルタイムなドラゴンの変形、戦闘の位置取りなどがあげられます」とのこと。シリーズ作品の復活ということで、ファン注目のタイトルとなることは間違いないだろう。

 Xboxのソフトの中でも人気の『DOA3』を発売したテクモからは、Team NINJAの板垣氏が登場。2タイトルの発表を行った。

●『NINJA GAIDEN』
 アーケードやファミコンで発売された『忍者龍剣伝』シリーズの最新作がXboxに登場する。公開されたムービーでは、主人公と敵との戦闘や、壁を利用したジャンプ、壁走りの様子などが描かれていたが、どの動きをとっても格好いいとしかいいようがないもの。7年ぶりの『DOA』シリーズ以外の新作ということで、「『DOA』で格闘ゲームの最高水準を示したわけですが、この『NINJA GAIDEN』では3D・ACTの最高水準をお見せしたいと思って、開発している」(板垣氏)と意気込みを語った。

●『DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Valleyball』
 『DOA』の新作は、格闘ゲームではなく「ビーチバレー」ゲーム。人気の女性キャラたちの水着姿のムービーが公開されたのだが、ゲーム中のショップで水着・アクセサリなどを購入することができるようで、さまざまなバリエーションのキャラクターが映されていた。

● 『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』
 日本の開発会社「アートゥーン」が制作している3D・ACT。このゲームは、Xboxが標準搭載しているHDDを生かした「タイムコントロール」システムが特徴となっている。この「タイムコントロール」を使えば、素早い敵をスローモードにして避けたり、崩れた橋をまき戻して復元したりといった、これまでになかったアクションを行うことができるのだ。

 このほかにも、フロム・ソフトウェアの『叢 -MURAKUMO-』、マイクロソフトの『RalliSport Challenge』、カプコン『鉄騎』など、他のハードでは楽しめないソフトが登場してきたXbox。また「Xbox Live」対応タイトルはもちろん、他にもまだまだ多くのソフトが用意されているので、「これまでになかった」ゲームをプレイしたい人は、発売スケジュールをチェックしてみよう。

『真・女神転生NINE』:フィールド上を仲魔が歩いているのを確認できる。

『真・女神転生NINE』:これまで通り、交渉によって説得して仲魔になってもらうようだ。

『ディノ クライシス3』:Xboxにプラットフォームを移した新作。画面内を飛び回っているのが、ビット状の兵器「ワスプ」。

『ディノ クライシス3』:背中に装備したバーニアで高速移動しながら、恐竜と戦っていく。これまでのシリーズ作品とは違った爽快感が味わえるはずだ。

『紅の海』:画面を埋め尽くすような敵を撃破していく3D・ACT。

『紅の海』:ディレクターの小堤氏は、この主人公「ショウ」の格好をして登場。見事な演舞を披露した。

『パンツァードラグーン オルタ』:リアルタイムに変形していくドラゴン。この技術はXboxならではのもの。

『パンツァードラグーン オルタ』:ホーミングレーザーを使用して、敵を一気に倒していく爽快さは健在だ。

『NINJA GAIDEN』:主人公はおなじみ、リュウ・ハヤブサ。3D・ACTの最高水準を示したいとのことで、かなり期待できそうなタイトル。

『DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Valleyball』:『DOA3』の人気女性キャラクターたちが登場する。ちなみに、ちゃんと胸は揺れます。

『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』:かわいい(?)ネコが主人公の3D・ACT。画面の下に表示された、ビデオのコントローラのようなものを使って、時間を操作する。

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