セガ、感情・音声を識別するアニメーションソフト「MagicalFace」を開発
セガは、CG(コンピュータ・グラフィック)アニメーションにおいて、感情・音声を識別するアニメーションソフト「Magical Face(マジカル・フェイス)」を開発したことを発表した。
「Magical Face」は、人間の顔の筋肉構造をプログラム化したモデルと、任意のCGキャラクターの顔面を同一化して編集するもので、自動的に顔の表情を生成するというもの。これにより、感情をともなう複雑な顔の表情を、実際の筋肉構造に基づき、細部に至るまで再現することができる。人間の筋肉構造に近い霊長類に準じたCGキャラクターであれば、人間同様に表情を作成することができるとのこと。
また、「Magical Face」では任意に取り込んだ音声データの感情を自動的に識別。実際に感情をともないながら話しているかのようなアニメーションを、簡単に作成することが可能となる。
セガは、「Magical Face」の使用により、顔の表情の生成について150~300倍もの作業効率化を図れるとのこと。この「Magical Face」は、7月20日~26日に米国で開催されるCGの祭典「SIGGRAPH 2002」に出展される予定。同社は、「Magical Face」をゲーム開発のCGアニメーションツールとして応用展開していく意向だ。
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