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2002年7月22日(月)

2001年のゲーム総出荷金額は1兆4,575億円。CESA、「2002CESAゲーム白書」を発刊

 CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は、ゲーム業界動向の報告書「2002CESAゲーム白書」と、インターネットユーザーに関する調査報告書「CESAネットユーザー調査報告書・第四集」を発刊した。
 
 「2002CESAゲーム白書」は、毎年7月に発刊されているゲーム業界動向の報告書。第6巻目となる今年の報告書では、恒例のソフトウェアおよびハードウェアの総出荷額、ゲームユーザー&ゲーム関連市場の動向などに加え、新たに韓国のゲーム市場と国内ネット環境の動向や、シニア市場の動向などがまとめられている。
 
 今回の調査では、2001年度のソフトウェアとハードウェアの総出荷額が前年比20.5%増の1兆4,575億円(2001年1月~12月の集計)となり、1996年調査開始以来の最高額を記録。しかし、昨年に引き続いて国内ソフトウェアの総出荷額は、9.9%減の2,642億円となっている。また、ハードウェアに関しては、国内外合わせて74.1%増の9,401億円(約6割がPS2)。海外においては105.0%増の7,189億円と大幅増で、全体の約7割を占める形となった。
 
 「2002CESAゲーム白書」では、これらソフトウェアおよびハードウェア出荷動向など、これまで通りの体系的データを掲載。今回は新たに「プラットフォーム別ゲーム開発費平均金額」「国内歴代シリーズミリオン出荷」といった項目が追加されている。

 一方、「CESAネットユーザー調査報告書・第四集」はインターネットユーザーの利用実態、意識調査、ゲームに対する関心度調査を中心にまとめた報告書。インターネット接続方式やPDAの所有状況、ネットユーザーの複合カフェ利用率などが調査されている(一部のデータは前年度と比較することができるようになっている)。

 この2種類の調査報告書は本日7月22日から、通信販売および全国の政府刊行物サービス・センター、書籍通販サイト「専門書の杜(http://www.senmonsho.ne.jp/)」にて販売が開始されている。価格は「2002CESAゲーム白書」が6,300円(税込)、「CESAネットユーザー調査報告書・第四集」が5,250円(税込)。どちらも少々値は張るが、ゲーム業界の動向に興味がある人は、ぜひチェックしておきたい報告書だ。


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