テアトル池袋で劇場版「ゼビウス」公開!初日はスタッフによる舞台挨拶も
昨日8月10日より、テアトル池袋で劇場版「ゼビウス」(配給:グルーヴコーポレーション)の公開が開始されている。それにともない、昨日は制作スタッフによる舞台挨拶が行われた。
この映画の題材となった『ゼビウス』は、1983年にアーケード版として登場し、その後ファミコンなどに移植され大ヒットしたナムコの代表的なシューティングゲーム。古代文明をもとにしたストーリー設定、敵となる人工知能を持つ生体コンピュータ「ガンプ」の存在など、壮大なスケールで描かれた世界観は小説やCDなどにもなり、多くのファンを魅了した作品だ。
昨日行われた舞台挨拶には、映画「ゼビウス」の監修・クリエイティブプロデューサーを務めた清野一道氏、キャラクター演出担当の高野裕規氏、設定ボード・美術担当の鈴木朗氏、音楽担当の長池秀明氏といったクリエイター陣が登場。清野氏は「劇場での上映が実現し、非常に光栄です」とコメントし、今回『ゼビウス』を映画化したきっかけを「ワンソース・マルチユースで、ゲームだけでなくもっと他のメディアでの展開を行いたかった」と語った。また、制作スタッフはそれぞれ「キャラクターとメカニックのCG制作をパート別に分け、いろいろな技術を組み合わせていくことに苦労しました。総監督を立てずに各パートで制作することは大変でしたが、いろいろな可能性を見出せました」(高野氏)「なるべくCGをいかした絵柄になるようデザインしました」(鈴木氏)「ゲームの音楽を意識したわけではなく、「スターウォーズ」などのSF映画のイメージで曲を作りました」(長池氏)と、劇場版の制作にあたり気を付けた点や苦労したことなどを語った。
劇場版「ゼビウス」は、ゲームのストーリー設定や世界観を引き継ぎ、全編フルCGアニメーションで映像化された作品。ゲームのシナリオから1万年後が舞台となり、“ガンプ”がに木星に残していった要塞兵器と戦うことになった地球の青年“タケル”が主人公の物語となっている。
戦闘シーンでは、『ゼビウス』ファンにはおなじみの戦闘機“ソル・バルウ”や、3機編隊で出現する無人円盤“トーロイド”、破壊できない板“バキュラ”などが登場。3D化され、より演出が派手になっているので、ゲームをプレイしていた人は必見だ。なお、劇場版「ゼビウス」の上映期間は8月16日までとなっているので、映画館で鑑賞したいという人は早めにテアトル池袋に足を運ぼう。
舞台挨拶では、映画を制作したクリエイター陣が登場。左から清野氏、高野氏、鈴木氏、長池氏。
ゲーム『ゼビウス』の外伝となる劇場版。ゲームのシナリオを知らなくても楽しめる内容となっているので、興味のある人は映画館を訪れてみてはどうだろうか?
データ
■劇場版『ゼビウス』上映予定
上映会場:テアトル池袋
上映期間:8月10日~8月16日(13:40/15:20/17:00/18:40)
■関連サイト
・GROOVE CORPORATION
・テアトル池袋
・ナムコ