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2002年9月20日(金)

トミーが発表!ゾイド最新作は赤外線アダプタでおもちゃと連動

 '82年に発売されて以来、根強い人気を誇るおもちゃ・ZOIDS(以下ゾイド)。これまでにゲーム化もされ、各タイトルとも高い評価を得てきたが、その最新作となる『サイバードライブゾイド(仮称)』には、かつてない驚くべき機能を搭載していることが本日の制作発表会で明らかになった!
 
 ちなみに、制作発表会には㈱トミーの代表取締役社長・富山氏をはじめ、『ゾイド』チーム開発室長・田島氏、ゲーム企画部長代理・森岡氏、㈱NDキューブの開発プロデューサー・堀口氏と、豪華な顔ぶれが勢揃い! 彼らの口から明かされた、『サイバードライブゾイド(仮称)』についての注目情報や、トミーが目指すゲームの新たなる可能性について紹介していこう。

富山氏:うちの会社はおもちゃメーカーとして、長い実績とヒット商品が数多くあります。そのおもちゃ作りのノウハウと、たくさんの資産を最先端のゲーム技術とドッキングさせ、新しい取り組みに挑戦していきたいと思っていました。そして、今回その第一歩を踏み出せました。この『サイバードライブゾイド』は、ゲームで遊んだゾイドを3次元でも再現できないか、ということをコンセプトに開発をしました。そして、次の夢は「トミカ」や「プラレール」など、おもちゃのヒット商品を、ゲームと連動させていくこと。おもちゃがすべてゲームとつながる未来、ご期待いただきたい!
堀口氏:『サイバードライブゾイド』はGBAのタイトルなんですけど、フルポリゴンでゾイドが動くんです。角度を変えてながめまわすこともできるので、ゾイドファンには喜んでもらえると思います。モーションにも、もちろんこだわり、カスタマイズも楽しい。育成要素もあって長く遊べる1本です。そして、この後田島さんが詳しいことを説明しますが、赤外線アダプタでおもちゃのゾイドと連動し、ゲームの中でゾイドを強くすれば、その分実際に自分が持っているゾイドも強くなる。ゲーム中でのステータスがそのまま継承できるんです。もちろん赤外線アダプタがなくても楽しめるように、友だちとの対戦など、欲張った盛りだくさんの内容を用意しています

 ここで実際にGBAと、GBAの操作で連動して動くゾイドが登場! 田島氏がGBAで実際にゾイドを動かしてみせると、会場の視線はイッキにゾイドに集中!

田島氏:こんなふうに、GBAで実際にゾイドを操作できますが、前後左右と自由自在に移動可能です。背中には武器としてBB弾が装備されていて、実際に発射して攻撃することもできる。また、後ろ足のプロテクターがウィークポイントとなっており、ここを攻撃されると機能停止になってしまいます。つまり、攻撃、突進などを使い、それぞれウィークポイントをつつき合ってバトルするんです。このゾイドは、GBAがなくても操作できますけど、GBAを使って操作するとスピードアップができたり、バトル中にHPを回復させたり、さまざまなことが可能になります。
 
 ゾイドの説明がひとしきり終わったあと、特別に試作品として作られた大型のゾイド・アイアンコングを紹介する田島氏。なんとこのアイアンコングは、PCで動かすことができる、究極のゾイド像の第1弾作品なのだ!

田島氏:アイアンコングはPCで操作して歩行させます。生体ロボットとして追求していく、究極のゾイド像。その夢の第1歩です。

 そして最後に、森岡氏よりゾイドシリーズについてひとこと。

森岡氏:『サイバードライブゾイド』は、GBAがゾイドのコックピットになっている感覚で楽しめます。これは、究極のゾイドに近づいた第一弾。これからも、さらに進んだゾイドの世界、ゲームを突き詰めて行きたいです。ご期待ください!

2003年春発売予定の『サイバードライブゾイド』。気になるゲーム画面も何点か公開された。

GBAで実際にゾイドを動かす田島氏。なめらかなゾイドの動きがカッコイイ!

PCと連動するアイアンコングの試作品。これを自由自在に動かせる日もそう遠くはない!?


■関連サイト
トミー
「ZOIDS」公式サイト