抜き抜かれつのデッドヒートに沸いた『アウトモデリスタ』大会!!
8月31日から9月8日の間、全国のゲームショップで行われた『アウトモデリスタ』の全国大会の予選が開催された。これは、11月9日に大阪で行われる全国大会への出場権を得るため、冒頭の期間中に全国約1,000店舗で激戦が繰り広げられたのだが、その締めくくりとして、TGSにて最後の予選大会が行われた。この大会は、予選リーグと決勝リーグの2つに分かれており、決勝リーグで優勝すると、全国大会の出場権が得られるというもの。そのため、午前中に開催された予選リーグには、朝から整理券をゲットして参加権を得た32名のプレイヤーが集まった。
そもそも『アウトモデリスタ』というゲームは、最大4人まで同時に通信対戦ができるRCG。予選リーグでも4人同時対戦が採用され、1位か2位になれば、15時30分から開催される決勝リーグへ参加できる仕組みになっている。ここで注目したいのが、会場がTGSということで、他の地区の予選とは違って、大会中に特製コントローラを使用する点だ。有名メーカーのシートにGTフォースレーシングコントローラ、足で踏むタイプのアクセル、スピーカーと、実際の車さながらの装備が特製コントローラに施されている。
各自は微妙に不慣れな特製コントローラに座った各自は、ランエボやセリカなど、思い思いのマシンを選択。そして、裏六甲のダウンヒルコースにてレースがスタートした。昨日の大会もそうだったのだが、やはり白熱の激戦が展開され、32名中16名が決勝リーグへ進むことになった。
21日の大会では、予選リーグを勝ち抜いた16名による決勝リーグが午後からスタート。当然というべきか、予選リーグ以上にすさまじいデッドヒートが繰り広げられた。コース最後のヘアピンカーブで、抜かれて惜しくも1位を逃す者など、数々のドラマが繰り広げられるなか、最後の決勝を制したのは、14歳の白井達也さん。「以前からRCGが得意で、『アウトモデリスタ』で今までのRCGの操作の経験が生きた」と、その勝因を語ってくれた。
明日も『アウトモデリスタ』の最後の予選がTGSで行われる。『アウトモデリスタ』の腕に自信がある人は、ぜひ会場に足を運んでみてほしい。
特製コントローラの奥には大画面が設置。ここで各レースの展開が映し出され、白熱の様子が手に取るようにわかったのだ。
『アウトモデリスタ』のプロデューサーである須藤氏(右)が、大会の最後に登場。左は21日の優勝者、白井達也さん。
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