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2002年9月21日(土)

アマチュアゲーム大賞に輝いたのは、団地妻が開発した『ChairChaser』!!

本日11:00、TGSイベントステージでは「第4回CESAアマチュアゲーム大賞授賞式」が開催された。これは、プロのゲームクリエイターやゲーム専門誌の編集者を審査員に迎え、アマチュアゲームクリエイターが制作した作品の中から優秀作品を選考するというもの。会場では、130作品を超えるアマチュア応募作品から選ばれたノミネート10作品(右記参照)のうち、大賞1点、優秀賞1点、部門賞3点が発表、表彰された。各受賞者は以下の通り。

大賞
『Chair Chaser(チェアー チェイサー)』
制作チーム:チーム団地妻 (株)コナミスクール
●審査員コメント:椅子に座ったままレースしよう、という新しい視点を採り入れた点を評価しています。また、技術・グラフィックも申し分ないできですが、操作性についてはまだまだ改善の余地があるかと思われます。また、せっかく「オフィス」というおもしろい舞台だったので、この設定を生かしたレース中のギミックを入れてほしかったですね(オーバーワークス代表取締役社長・大場規勝氏)。


優秀賞
『エスケープ』
制作代表者:菊池裕介さん
(学)中央工学校 アクト情報ビジネス専門学校
●審査員コメント:昨今のゲーム業界では、STGの市場は非常に厳しい状況です。しかし、この斬新なシステムを目の当たりにしたとき、STGの新たな方向性が見えたような気がします(ハドソン ハドソンブランド開発本部第3開発カンパニー ゲームデザイナー・藤原茂樹氏)。


努力賞
『Dispoz(ディスポーズ)』
制作代表者:鶴巻幹史さん
(学)新潟総合学院 新潟コンピュータ専門学校
アイデア賞
『CRUSH PALETTE(クラッシュパレット)』
制作代表者:松井俊治さん
(学)中央工学校 アクト情報ビジネス専門学校
モバイル部門賞
『トラブルデート』
制作代表者:斉藤淳さん
(株)デジタルエンタテインメントアカデミー


ノミネート10作品
『小さな森のカエルくん』
制作代表者:小瀬勇人さん 
(学)電波学園 名古屋工学専門学校
●ゲーム概要:主人公「ケロルくん」を操りブロックを決められた場所に移動させるパズルゲーム。
『Babel(バベル)』
制作代表者:相京正樹さん 
(学)神戸電子専門学校
●ゲーム概要:リアルタイム性の強いネットワーク対戦型STG。
『Dispoz(ディスポーズ)』
制作代表者:鶴巻幹史さん
(学)新潟総合学院 新潟コンピュータ専門学校
●ゲーム概要:リアルタイムカードゲーム。デッキと呼ばれる12枚のカードの束を利用してゲームを進める。カードを使用してクリーチャーを召喚し、クリーチャーを操作して敵を攻撃、すべての敵を倒すとステージクリア!
『Chair Chaser(チェアー チェイサー)』
制作チーム:チーム団地妻 
(株)コナミスクール
●ゲーム概要:イスに乗って走る、オフィスが舞台のレースゲーム。このレースに勝てば、次期社長の座に就ける?
『DODGE KIDS(ドッヂキッズ)』
制作チーム:Mix Juice
(株)コナミスクール
●ゲーム概要:少ないボタンで簡単にかつ楽しく遊べるドッヂボールゲーム。
『エスケープ』
制作代表者:菊池裕介さん
(学)中央工学校 アクト情報ビジネス専門学校
●ゲーム概要:横スクロールのSTG。自機は弾を撃って敵を攻撃するのではなく、線を引いてつなげてトラップを作り、そのトラップの中に敵が入ったときにボタンを押して敵を倒すという、一風変わったシステムがウリ。
『CRUSH PALETTE(クラッシュパレット)』
制作代表者:松井俊治さん 
(学)中央工学校 アクト情報ビジネス専門学校
●ゲーム概要:プレイヤーの色彩感覚に挑戦するパズルゲーム。パネルの色を縦や斜めに揃えて消して、高得点を目指せ!
『ひつじ追い』
制作チーム:ファザー牧場 
(株)デジタルエンタテインメントアカデミー
●ゲーム概要:犬を操って牧場に放牧された羊を柵の中に入れるワンボタンアクションゲーム。
『Aerial Edge(エアリアル エッジ)』
制作チーム:底辺ズ
(株)デジタルエンタテインメントアカデミー
●ゲーム概要:空中に浮かぶボードに乗って、ゴール時の得点を競うレースゲーム。途中「トリック」を決めることで得点がアップ。最終的にはゴールまでの時間と「トリック」によって得た点数で順位を競う。
『トラブルデート』
制作代表者:斉藤淳さん 
(株)デジタルエンタテインメントアカデミー
●仲のよい2人を引き合わせてあげるため、アイテムを上手に使いながら2人を移動させていくiアプリによるパズルゲーム。

 なお、各ノミネート作品は、いずれも会場で試遊可能。未来のゲーム業界を担う彼らの作品にぜひ触れてみてほしい。

モバイルゲームが初めて受賞した今回。来年はもっとエントリーが増えるのでは!?
チーム団地妻が制作した『Chair Chaser』が見事大賞を受賞。ところで気になるのはチーム名の由来だろう。「当初、団地妻が登場するゲームを作ろうと思っていたからなんです(笑)」(チーム代表談)とのこと。
優秀賞を獲得した『エスケープ』。昔懐かしナムコの『リブル・ラブル』を思い出したのは記者だけか?
努力賞を受賞した『Dispoz(ディスポーズ)』。
アイデア賞を受賞した『CRUSH PALETTE(クラッシュパレット)』。
モバイル部門賞を受賞した『トラブルデート』。