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2002年9月22日(日)

ありとあらゆるオブジェが壊れる破壊系ACT『O・TO・GI』体験版をクリア!

 フロム・ソフトウェアのXbox用ソフト『O・TO・GI ~御伽~』は、古代日本を舞台にした客観視点の3D・ACT。本作の主人公は結界によって死が存在しなくなった世界で、死を創り出し寿命を迎えた人を殺す役目を持った巫術士(ふじゅつし)「ライコウ」。プレイヤーは彼を操作して、次々と出現する妖鬼を剣と巫術(遠隔攻撃)を駆使して倒していくのだ。
 
 本作の特徴はステージに配置された物のほとんどが破壊できることで、建物・鳥居・足場などを攻撃して吹き飛ばしながら戦闘していくことができる。また、直接攻撃を当てなくても、攻撃を当てた敵がぶつかることでも壊れていくので、ゲームを進めているうちにステージ内は建物の残骸だらけの廃墟と化していく。この破壊の爽快感や迫力こそが、『O・TO・GI』の魅力といえるだろう。
 
 実際にプレイをしてみたが、確かに巫術や連続攻撃を出すたびに何かが壊れる。また、足場も崩れるためいつのまにか地形が変わってしまい、崖の下から上れなくなってしまうなどの要素もある。
 
 戦闘については、浮遊感のある2段ジャンプを使って敵と高度をあわせ、弱、中、強の攻撃を組み合わせた連続攻撃を行うのが基本。これは最高で4段までつながるようになっている。なお、敵をロックオンすることができるのだが補正が弱く、連続攻撃中に軸がずれないようにしっかりと正面に捕らえてから剣を振らないといけない。一方、巫術は撃つと白い光の竜のようなものが飛んでいくのだが、これは前方の敵や建物をサーチしているので、とりあえず視界内の敵を片付けたいときに使うと便利だった。
 
 また、試遊台では1ステージのみだったためわからなかったが、説明によると主人公のライコウには成長要素があるとのこと。武器も多数用意されているので、さまざまな戦い方ができるようだ。
 
 「破壊」がキーワードとなるこの『O・TO・GI ~御伽~』。フロム・ソフトウェアらしい幽玄な雰囲気や、探索の楽しみも用意されているので、Xboxユーザーは要チェックだ。

破壊しまくる爽快感がある『O・TO・GI ~御伽~』。キャラの挙動はジャンプは浮遊感がある一方、攻撃モーション中は機敏なものになっている。

(C)2002 FromSoftware,Inc.

データ

▼『O・TO・GI ~御伽~』
■メーカー:フロム・ソフトウェア
■対応機種:Xbox
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2002年冬
■価格:6,800円(税別)

■関連サイト
フロム・ソフトウェア