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2002年9月22日(日)

ヘッドホンをはずして逃げ出したくなるくらい怖かった『サイレントヒル3』

 ジワジワと来る精神的な恐怖を存分に味わうことができる『サイレントヒル』シリーズ。物語や出現する異形のモンスターによる直接的な恐怖に加え、時間がたってどす黒く変色した血や錆びた扉など、細かなビジュアルよってかもし出される息の詰まるような空間がたまらなく気持ち悪いこのゲーム。最新作である『3』にも、もちろんその独特な気持ち悪さが漂っており、ゲームショウでの映像を見ているだけで腰がひけていた記者(怖いもの好き。しかし死ぬほど怖がり)。『1』も『2』もプレイしたものの、怖すぎて途中から友だちにプレイしてもらい、それを震えながら見学していたという過去と決別すべく、『3』を体験プレイすることに……。
 
 しかし「ヘッドホンしなくちゃダメなの!?」と、最初からすでにヘタレ炸裂。覚悟を決めてヘッドホンを装着し、ゲームをスタートさせると、そこはいきなり霧が漂う暗い場所! 地面にはラブリーなウサギの着ぐるみが倒れている。もちろん、着ぐるみには血がついており、おそるおそる調べてみると、「中身は見ないほうがよさそうだ。変な臭いがする」みたいな内容のメッセージが表示される! ヒィイィィィィ! 何も見なかったことにして付近を探索しようとするが、ビビっているためかプレイヤーキャラのへザーをまっすぐ走らせることもできず、しばしその場をクルクル回転。この3Dアドベンチャーにはよくある、方向キーで進みたい方向を向いてから前に進むという操作方法は、操作に慣れていなかったりあせっているときには、あらぬ方向へ走る、もしくはその場でクルクル回ってしまうので、個人的にとても苦手……。それでもなんとか先に進むと、イヤ~な感じの大きな扉が。「中に入ったら絶対何かいるに違いない」と勘ぐりつつ、しょうがなく扉を開いて新たな通路へ行くと、案の定暗闇から得体の知れない犬みたいなバケモノが突進してきたのだ! 手にナイフを装備しているのに関わらず逃げることしか頭にない私は、ヨロヨロとヘザーを動かしその場を移動。その最中ヘッドホンからは耳障りなノイズっぽい音や、モンスターのうなり声が絶え間なく聞こえ、パニック感がますますあおられまくり。うっかりなおさら暗い方へ進んでしまったら、今度はデカいモンスターが出現!「もういやぁぁー」とその場から逃げ出したい気持ちをおさえつつ、ナイフを振り回すもあえなくゲームオーバー……(2回目も同じ場所で撃沈)。ゲームショウで体験できる何分の一くらいしかプレイできなかったけど、恐怖は人一倍味わえました。ふがいなくて申し訳ありません……。




データ

▼『サイレントヒル3』
■メーカー:コナミ
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:未定
■価格:未定

■関連サイト
コナミ