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2002年9月24日(火)

任天堂、『スターフォックス』などを開発したレア社の株式を米マイクロソフトに売却

 任天堂は本日24日、イギリスのゲーム開発会社レア社の株式を米マイクロソフトに売却したことを明らかにした。レア社は『スーパードンキーコング』を任天堂と共同開発したメーカーで、27日に発売される『スターフォックスアドベンチャー』も共同での開発を担当している。任天堂はこれまでレア社の発行済み株式の49%を所有していたが、今回の売却によって資本関係が解消されることになる。

 この売却について、米任天堂のPeer MacDougall氏は「レア社に対する独占的な関係を続けることもできたが、最近の同社の実績を考えると任天堂の将来に対する価値は限られたものになってしまっている」と売却理由を説明。事実、2001年度に任天堂のソフトの中で9.5%を占めていたレア社のゲームの販売本数は、2002年度には1.5%にまで減少しており、経営上の判断として今回の売却が行われたということになる。なお現時点では、この売却についてマイクロソフトではコメントを控えている。

 任天堂のスーパーファミコン時代を支えた開発会社がマイクロソフトに移ったことは、GC・Xboxユーザーにとっては大きなニュース。今後のレア社の動向には注目していきたいところだ。


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任天堂
レア社(英語)