マイクロソフト、レア社買収について正式発表。Xbox向けタイトル第1弾は『Kameo』
米マイクロソフトは現地時間の24日、イギリスのゲーム開発会社のレア社を3億7,500万ドル(約465億円)で買収したことを発表した。レア社はこれまで、任天堂のセカンドパーティとして活躍していた会社で、スーパーファミコンでは『スーパードンキーコング』『スターフォックス』、N64では『ゴールデンアイ007』『パーフェクトダーク』などを開発してきた。
今回の買収により、レア社はMicrosoft Game Studiosの開発チームに入ることになる。すでにXbox用のタイトルも決定しており第1弾として、2001年のE3でGC用タイトルとして発表されていたA・RPG『Kameo』が2003年春に発売されるという。また、N64で発売されたFPS(主観視点STG)『パーフェクトダーク』の続編を含め、今後2年間でXbox向けに最低5タイトルを開発することが決定している。
マイクロソフトのXboxゲームコンテンツ担当バイスプレジデントのエド・フリーズは「こんなに興奮したのは、レア社のゲームを初めてプレイして以来のことです。1ゲームファンとして、レア社の新作の発表はいつも心待ちにしていました。どんなジャンルになるのか分からないことが多いのですが、そんなことはどうでもよかったのです。どうせ素晴らしいゲームであるに決まっているのですから」とコメントしており、レア社のMS参入に大きな期待を寄せている。
長い間ゲーム業界で噂となっていたが、ついに正式発表となったレア社買収。残念ながら『ドンキーコング』『スターフォックス』などは、任天堂が知的所有権を保有しているのでXboxで発売されることはないが、レア社オリジナルである『ゴールデンアイ007』などの名作の続編や新規タイトルが、Xboxの今後の発展に大きく貢献することは間違いないだろう。
■関連サイト
・Xbox公式サイト
・レア社(英語)
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