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2003年1月14日(火)

エニックスとスクウェア、筆頭株主である宮本氏の意見を受け合併比率を変更

 エニックスとスクウェアは本日1月14日、それぞれの取締役会において両社の合併比率を変更することを決定した。当初、エニックスとスクウェアの合併比率は1:0.81とされていたが、今回の決定によって1:0.85に変更される。記者会見を行った和田スクウェア社長によると、この数字は2002年11月26日の合併契約書締結の際に参考にした、野村証券の試算の上限値となっている。
 
 これは、10日にスクウェア筆頭株主の宮本雅史氏が合併比率を理由に合併に反対、2月13日に予定されている合併承認の臨時取締役会で、反対票を投じると表明したことを受けてのもの。宮本氏はスクウェア株を個人で31%、同氏の資産管理会社分も含めると計40%を保有しており、スクウェアは同氏の賛成なしに合併を進めることはできない。
 
 今回の比率変更により、宮本氏の同意が得られるかどうか現時点では不明。ただ、宮本氏も合併そのものは両社にメリットがあるため推進する意向を示しており、この変更に対する同氏の対応が注目される。


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