ソニー・チャイナが中国でPS2を発売。サードパーティも参入を表明

　ソニーの中国でのビジネスを統括するSony (China) Limited（以下、ソニー・チャイナ）は、12月20日より中国5都市でPS2を販売することは発表した。発売されるPS2は、本体カラーが「サテン・シルバー」になっており、価格は1,988RMB（レンミンビー＝人民元、約26,000円）。当初は北京、上海、広州、深せん、成都の5都市で発売し、順次その他の都市に展開していく予定となっている。

　ソニー・チャイナの会長、正田紘氏は中国でのPS2発売について「中国ユーザーの皆様の強いリクエストにお答えし、いよいよ中国でPS2ビジネスを本格的に展開して参ります。単なるゲーム機にとどまらず、家庭で楽しめるエンタテインメントの中心として、中国の皆様にPS2で新しいエンタテインメント体験をしていただけることと信じています」とコメント。
　また、SCE代表取締役兼CEOの久夛良木健氏も「94年にプレイステーションビジネスを始めて以来、中国市場への進出を希望してまいりました。世界中の6,000万を超える人々に支持されているPS2は、中国の皆様にとって新しい家庭用コンピュータエンタテインメントの世界へのドアを開けるものとなるでしょう」とリリースの中でコメントしている。

　なお、SCE広報部によればサテンシルバーカラーのPS2の画像は、ソニー・チャイナのサイトで公開される予定。また、中国で蔓延する海賊版に関しては「引き続き中国政府と協力して対策を行っていく。また、SCE側でも暗号化などのプロテクション技術の開発を行って対策を立てていく」とのことだ。

■関連サイト
・プレスリリース(pdf形式)
・SCE
・Sony (China) Limited(中国語のページです)
・Sony (China) Limited PlayStation 2(中国語のページです)