スクウェア・エニックスが業績予想を下方修正。『FF12』の発売は来期以降に
スクウェア・エニックスは、2004年3月期の中間期および通期の連結業績予想を下方修正した。
中間期予想は、パッケージソフトが国内外ともに好調に推移したため、売上高が175億円から197億円に、経常利益が4億円から19億円に、純利益が0円から11億円へと増加。その一方で通期の予想は、売上高が626億円から560億円、経常利益は183億円から140億円、純利益は105億円から81億円へとそれぞれ減少した。
ちなみに、前期の旧スクウェア、旧エニックスを合算した売上高は621億6300万円、経常利益は170億4,120万円、純利益164億9,300万円となっており、純利益においては前期に比べて半減している。
通期業績予想を下方修正した理由については、今期の予算に計上していた大型タイトル『ファイナルファンタジー 12』の発売時期を来期以降に変更したため。また、延期された『FF12』に変わって、当初予算に組み込まれていなかったPS2用ソフト『ドラゴンクエストV』を今期中に発売する。
なお、『FF12』発売時期変更の理由についてスクウェア・エニックスでは、「他のソフトの発売などを見ての戦略的なもの」と説明している。
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