セガとサミー、10月1日をメドに事業統合を決定。委員会を結成し統合方法を検討
セガとサミーは本日2月13日に開催した取締役会において、10月1日を目途に事業統合を行うことを決定した。また、これにあわせて統合に関する覚書の締結を行った。
今回の発表によると、この統合は両社は世界的な総合エンタテインメント企業としてゆるぎない地位を確立するため、双方の資源を統合し企業価値を高めることが狙いとされている。
また、事業統合の方法については、両社から選出される委員によって構成される事業統合委員会を速やかに設立し、最適な方法を検討するという。方法については、合併、株式移転および株式交換を含むが、これらに限定されないとのこと。
人事については、事業統合後の代表取締役社長にサミーの代表取締役社長、里見治氏が就任する予定。セガの取締役社長、佐藤秀樹氏の進退については、今のところ明らかにされていない。
また本日2月13日セガは、11月20日に公表した業績予想を下方修正した。これは、北米での『NFL2K3』をはじめとした「セガスポーツ」ブランドの不振の他、日本での『頭文字D Special Stage』『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 3』の延期を原因としている。
今後の両社の展開についてだが、5月下旬に統合契約書を調印、6月に事業統合承認株主総会を行い、10月1日に事業統合を行う予定となっている。また、今回の統合についての事業統合委員会での決定事項は、5月下旬の正式契約にて明らかにされることになる。
ハードウェアから撤退し、ソフトメーカーとして世界一を目指すセガと、パチンコ・パチスロにとどまらず、幅広いエンターテインメント企業としての確立を目指すサミー。事業統合の方法については今後の検討事項となるが、業界関係者やセガファンは両社の動きから目が離せなさそうだ。
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