岡田氏&金子氏が制作秘話を語る!『真・女神転生III』完成記念イベントレポート
2月1日、都内にてアトラス主催のイベント「MEGATEN DEVILION」が開催された。これは2月20日に発売されるPS2用ソフト『真・女神転生III-NOCTURNE』の完成を記念して開催されたもの。当日は、抽選で選ばれた数百人のファンが集まった。
イベントでは総合プロデューサーの岡田耕始氏、クリエイティブディレクターの金子一馬氏によるトークショウが行われ、『III』の見どころや開発の裏話などが語られた。岡田氏は「金子と2人でああでもない、こうでもないと言いながらようやく作り上げた作品」と語り、スーパーファミコン版『if...』から、じつに8年という月日を経たことをしみじみと語った。また、制作の過程で「スタッフそれぞれに『真・女神転生』のイメージがあり、それを統一するのに苦労した」と語った。
金子氏は今回3Dになった悪魔について「悪魔の絵を描いた僕よりも、僕の絵を3Dにしたスタッフが大変でした。最初にでき上がってきた悪魔のグラフィックがすごくよくできていた。それに対して、ぼくのちょっとしたワガママを聞いてもらったくらいです」とスタッフに賞賛の言葉を贈り、加えて「悪魔は懐かしいものから新しいものまで、いろいろ出てきます。今回は育てることもできるので、気に入った悪魔を育成してください」と話した。ちなみに岡田氏は、「クリア後もいろんな仕掛けを用意しています」と、会場で初めてプレイに2周目があることを匂わせるコメントもあった。
「メガテン座談会」では、TVドラマ「真・女神転生デビルサマナー」でレイ・レイホゥ役を演じていた川合千春さんと,『ペルソナ2 罪』のCMに出演していた安藤希さんをゲストに迎え、撮影時の映像が流されたり、裏話などが語られたりした。そのなかで、川合さんのキャスティングは岡田氏の強い希望で決まったことなども明かされた。
その他、過去のシリーズからマニアックな問題を集めた「カルトクイズ」大会や、一般コスプレイヤーによる「キャラクター大集合」、2月1日より放映の始まったTV-CMの公開など、楽しいイベントが続いた。
最後には、同じく2月1日から開始された『真・女神転生』シリーズのコミュニティサイト「Megaten Net」の紹介も。同サイトにはCMの放送スケジュールなどが掲載されているので、気になる人は下記サイトで詳細をチェックしてみよう。
設置された試遊台でひとあし先に『III』の世界を堪能。
岡田、金子両氏によるトークショウでは終始なごやかなムードで進んでいったが、ときどきここには書けないような危ない話も。
TV-CMも先行公開された。青を基調としたカラーで実写とゲームの映像を混ぜた必見の内容。
CMのメイキング映像も流された。主人公の入れ墨をモデルの方に塗るのには6時間近くかかったとか。
■関連サイト
・『真・女神転生』公式コミュニティサイト「Megaten Net」
・アトラス