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2003年2月6日(木)

マイクロソフト、『格闘超人』を宗教上で不適切な表現があったとして回収を決定

 マイクロソフトは本日2月6日、Xbox用ソフト『格闘超人』を全国のゲーム販売店から回収することを決定した。
 
 理由は、2002年11月に北米で発売した『格闘超人』の一部に宗教上で不適切な表現が含まれており、宗教的な立場から見て、不快感を感じさせてしまう恐れがあったためとしている。2003年1月1日に日本国内で発売したものに関しては、不適切な部分を収録していないとのことだが、事態を深刻に受け止めたマイクロソフトは、全世界での『格闘超人』ソフトの回収を決定したという。広報担当は「マイクロソフトは世界規模で事業を展開する企業として、全宗教に敬意を表すとともにお詫びの意を込めてこのような判断をした」とコメントしている。
 
 すでに『格闘超人』が販売されている北米、日本においては店頭からソフトを回収し、今後の出荷は行われない。また、今春発売予定となっていた欧州地域、今後発売予定であった他地域での販売は、すべて中止となっている。

『鉄拳』『バーチャファイター』などを手がけた石井精一氏が開発を担当していたことでも注目を集めた3D格闘ゲーム『格闘超人』。本日より全国の店頭からソフトが回収され、再出荷の予定はないとのこと。

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