『ファイナルファンタジーX-2』発売となった本日3月13日、電撃オンラインでは渋谷を始めとした、新宿、秋葉原、池袋の大手ゲームソフト販売店の状況をチェックしてきた。ここでは、新宿、池袋、秋葉原の模様をレポートしていこう。特に今回は新宿のヨドバシカメラ、池袋のビックカメラが朝6:30に販売を開始。さて、その状況は……。
【『FFX-2』発売レポート池袋編】
タイニービーも人気! 池袋には100人以上が列を!
大手量販店の中ではもっとも早い、6:30にオープンすると前日までに報じられた池袋ビックカメラ本店には、開店前から100人以上の『FF』ファンが列を作った。列の先頭は昨日の夜から待っており、『FF』シリーズの人気を見せつけるものとなった。
しかし、1番に並んでいた人のお目当ての商品は『FFX-2』ではなく、HORI製の拳銃型コントローラ「タイニービー」。この商品は完全数量限定生産で、発売直後を逃すと入手困難になるために並んでいたようだ。ただ、他のショップで『FFX-2』も購入するとのことで、やはり『FFX-2』にはかなり期待している様子。
実際、コントローラ「タイニービー」や『FFXI』メモリーカードをセットで買う人も多く、ビックカメラでは『FFX-2』の単品販売用レジと、その他の商品も購入する人用のレジの2列に分けて対応を行っていた。
池袋ビックカメラ本店の担当者によれば、『FFX-2』の予約は約1,000件以上で、おそらく本日中に3,000本を越える販売が見込めるという。また、都内量販店の中でも、特に早い6:30オープンについては、「少しでも早く遊びたいという人のために、都内でもっとも早いと思われる6:30販売にさせて頂いた。100人以上もの『FF』ファンが並んでくれて、こちらとしても非常にうれしい」と、久しぶりの大型タイトルに期待を寄せる様子がうかがえた。
【『FFX-2』発売レポート新宿編】
先頭はやはりこの人、長浜さん!
新宿はヨドバシカメラのゲーム・ミュージック館前。早朝6:00頃は15人ほどの列ができていたが、先頭には見知った顔を発見! 電撃オンライン『FF』シリーズの並び取材ではもはや顔なじみとなっている長浜さんだ! 新宿ヨドバシカメラといえば、やはりこの男の存在なくしては語れない(詳しくは
コチラと
コチラ)。
早速長浜さんに話を聞いてみたところ、「今回は危なかった、少し遅れていたら間に合わなかった。先頭に並ばなければ意味がないですからね」と話してくれた。やはり昨日の夜21:00から並んでいたらしい。さすが長浜さん。並び根性なら右に出るものはいない彼だが、本日は致命的なミスを犯してしまっていた。限定生産の専用コントローラー「タイニービー」の存在を忘れてしまっていた長浜さんは、持ち合わせがなく購入できないという無念の展開に……。「一生の不覚」と呟いていた長浜さんは、いよいよ手に入るという期待の眼差しから輝きが薄らいでいたことは言うまでもない。次回作では気をつけてくださいね、長浜さん。
さて、販売開始となる6:30には60人以上のゲームファンが列を作っていたが、作業の遅れから販売が開始されたのは7:00頃。ちなみに「タイニービー」を購入できたのは前に方に並んでいた10人だけ。販売開始後はポツポツと『FFX-2』を購入していくゲームファンの姿が見受けられた。新宿ヨドバシカメラでの『FFX-2』予約数は1,000本を超えているとのことだったので、本日の販売本数には期待が持てそうな感じだ。
【『FFX-2』発売レポート秋葉原編】
アソビットシティに客足が集中!
行列といえば秋葉原。美少女ゲームの新作が出れば並び、グッズの無料配布があれば並び、声優が来れば並び。期待の超大作『FFX-2』ともなれば、行列も相当なものになるに違いない! 期待に胸躍らせながら、朝の電気街へと足を踏み入れた。まずは、すっかり秋葉原のランドマークとして定着したアソビットシティ前。予想よりは短い列だったが、それでも8時半の段階で30人以上が列を形成していた。ただ、アソビットシティ以外には目だった列がなく、ソフマップ本店前に十数人の一団を確認するのみ。アソビットシティ前の列で、先頭の人に話を聞いてみたが――
DOL「おはようございます、電撃オンラインです」
アソビット一番乗り「はあ、どうも」
DOL「池袋や新宿など、他にも早朝販売を行う場所はありますよね。皆さんがここ(アソビット)を選んだ理由はなんでしょう?」
一番乗り「いや……近かった……から」
DOL「そう……ですか」
と、比較的落ち着いた様子。結局アソビットシティは9時に販売を開始し、店内は『FFX-2』を求める客で賑わっていた。この日の客足や、店内の様子は他のタイトルと比べてどうなのだろう? 思い切って、店員さんに聞いてみた。
DOL「おはようございます、電撃オンラインです。お話をうかがってもよろしいでしょうか」
クールな店員さん「はい、いいですよ」
DOL「今日のお客さんの様子はどうですか?」
クール「うーん……『FFX-2』は予約された方が多かったので、朝の販売に訪れるお客様はそれほど多くないですね」
DOL「では、予約をしてのんびり買いに来るお客さんが多いと?」
クール「そうですね、予約が他のソフトより多かったのは確かです」
客の中には、同日発売のある美少女ゲームのみをレジへ持参する豪の者も見られた。予約して、着実に購入するスタイルが一般的になったのも大きいだろう。とはいえ、やっぱり秋葉原の客層は我が道をゆく感じがして潔いな、と感じさせてくれた。
【池袋】
朝6:30開店と、非常に早い時間にオープンを決めたビックカメラ。いち早く『FFX-2』を遊びたい人が列を作った。
店頭デモが流されると、列を作る人たちの目がいっせいにそちらへ。
こちらが目的で並ぶ人も多かった「タイニービー」。限定品に弱いのはゲーマーの宿命か?
『FFX-2』は予約者が非常に多く、単体販売用のレジと、その他のレジの2つが用意された。
「タイニービー」や、ユウナ・リュック・パインがデザインされたメモリーカードも人気。また、ガイドブックも合わせて購入する人が多かった。
【新宿】
朝6:00の新宿ヨドバシカメラ ゲーム・ミュージック館前。先頭はもちろんこの人、長浜さんだ。
ヨドバシカメラのシャッターが開いたのは6:45。60人以上の行列ができていた。
販売前には「タイニービー」が10名に。そして7:00頃からソフトが発売された。
【秋葉原】
とある店頭の張り紙。早朝の秋葉原では、こんな風景をあちこちの軒先で見ることができた。
アソビットシティ前の列。8時半の段階では30人程度だったが、開店後も客足が途絶えることはなかった。瞬間的に盛り上がるのではなく、一定の賑わいが持続していく感覚だ。
開店直後のアソビット店内。開店後しばらくは、こんな状態が続いた。
アソビット店頭では、豪華な景品の当たる抽選会なども行われていた。
データ
▼『ファイナルファンタジー X-2』
■メーカー:スクウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:発売中(2003年3月13日)
■価格:7,800円(税別)
■関連サイト
・『FINAL FANTASY X-2』公式サイト
・プレイオンライン