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2003年3月18日(火)

TVアニメ「ソニックX」制作発表会、シリーズ最新作がE3出展されることも明らかに

 セガは本日3月18日、4月より放映を開始するTVアニメ「ソニック X(エックス)」の制作発表会を都内某所で行った。

 「ソニック X」は、全世界でのシリーズ累計販売数が約3,200万本以上を誇るセガのゲームキャラクター“ソニック・ザ・ヘッジホッグ(略称・ソニック)”を主人公としたTVアニメ。4月6日より毎週日曜8:30~9:00にテレビ東京系列で放映が開始される。

 発表会では、まずセガCO-COOの香山哲氏が壇上に上がり「この作品は、セガ、ソニックチーム、トムス・エンタテインメント、セガトイズといったグループ全体で取り組んでいる大きな意義のあるプロジェクト」とあいさつ。「世界展開を視野に入れ、多くの人たちに喜んでもらえる作品になると思う」と力強く述べた。

 続いて、ソニックチームの中裕司氏、テレビ東京編成局アニメ制作局部長の岩田圭介氏、監督の亀垣一氏、ソニックプロジェクトプロデューサーの佐々木絵美さん、トムス・エンタテインメント取締役松元理人氏といった「ソニック X」制作にたずさわっているスタッフたちが壇上でそれぞれあいさつ。“ソニック”生みの親である中氏によると、「ソニック X」はゲームを原作に、スピードやクールさといった“ソニック”の魅力が感じ取れるような内容に仕上がっており、シリーズ作品をプレイしたゲームファンも楽しめるものになっているという。中氏は「“ソニック”は欧米ではかなり認知されており子供たちの間で人気の高いキャラクターだが、日本国内では今ひとつ。このアニメ放映をきっかけに、ゲームのファン層も広げていきたい」と放映に対する意気込みを語った。また、中氏は現在発売が予定されているGC用ソフト『ソニックアドベンチャーDX』、GBA用ソフト『ソニックピンボールパーティ』の他

、今年中にシリーズ作品を2本発売する予定であることを明らかにした。最新作はE3で発表される予定とのことなので、シリーズファンは期待して待っていよう。

 さらに、会場には主役“ソニック”に加え、オープニングテーマを歌う影山ヒロノブ氏と高取ヒデアキ氏、エンディングテーマを担当するアーティスト・RUN&GUNも駆けつけた。なお、影山氏と高取氏は、「ソニック X」試写会の前にスピード感あふれるオープニングテーマを生で披露し、発表会の盛り上げに一役買っていた。
 
 アニメは、制作スタッフたちが述べていたとおり、原作の世界観や“ソニック”のキャラクター性を忠実に再現。ゲーム以外で“ソニック”がどのような活躍を見せるのか、毎週注目だ。

発表会冒頭で挨拶するセガCO-COOの香山氏。「ソニック X」はグループを挙げて取り組んでいる意欲作であることをアピールした。

「ライバルのアニメは?」と質問され、「ポケモン!」と答えた中氏。「ソニック X」放映開始で、アニメとゲームの相乗効果も期待しているとコメント。



仲間たちと引き離され人間の世界に飛ばされてしまった“ソニック”が、悪の科学者“Dr.エッグマン”と戦うストーリーが展開するこのアニメ。タイトル「ソニック X」の“X”とは、2つの世界をクロスするという意味が込められているとのこと。

「ソニック X」の主題歌を影山ヒロノブ氏、高取ヒデアキ氏が担当。先日行われた主題歌収録でも、ソニックに負けない力強いボーカルを披露。オープニングテーマは「こんなに早い曲を歌うのは久しぶり(影山氏)」というほど、アップテンポで勢いのあるナンバーだ。

TVアニメ放映だけでなくキャラクター商品など、世界展開を視野に入れているというこのプロジェクト。E3での最新作発表も予定されており、中氏は今年を「ソニック・イヤー」と位置付けているとのことだ。

(C)SONIC Project・テレビ東京

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