2003年3月19日（水）
「東京国際アニメフェア2003」。各賞の発表と会場内の様子を徹底レポート！
本日3月19日から開催された「東京国際アニメフェア2003」。2回目の開催となる今回は、 昨年同様のアニメを中心とした数多くの企業による見本市や、シンポジウム、ステージイベントなどに加え、 「クリエーターズワールド」という若手クリエイターの作品を展示するカテゴリーを新設している。
本日と明日はビジネスデーだが、21日と22日は一般公開日となっているので、記事の下方にステージイベントとアニメシアターのスケジュールを掲載している。会場に行く予定の人は参考にしてほしい。本会場とアニメシアターの場所は非常に離れているので注意しておいた方がいいだろう。
まず会場全体を歩いてみて気付いたことは、「鉄腕アトム」関連のものが多いこと。それもそのはず、4月7日はアトムの誕生日で、これに合わせていろいろな企画が進行しているとのこと。それと、様々なキャラクターの等身大フィギュアも多数展示されている。こういったイベントでないと実際に見ることはできないので、どれだけあるのか探してみるのもおもしろい。
ゲーム関連の展示は少なく、ナムコのアーケード用筐体『アフレコ！』（稼働時期未定）や、コナミのPS2『METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE 』『アヌビス ZONE OF THE ENDERS 』他、ぐらいしかなかった。しかし、これらはいずれも試遊可能なので、この機会に是非プレイしてみよう。
アニメ関連は「アニメフェア」というだけあって非常に充実しており、どの出展メーカーも“とっておき”を展示しているので、ブラブラ歩いているだけでもかなり楽しめる。プロダクションI.Gやガイナックスは、かなりレアな原画などを展示してあるので、ここは混雑が予想されるだろう。また、フジテレビなどはブース内にステージを設置して独自のイベントを行っている。本日はビジネスデーということで、そういったイベントはほとんどなかったが、一般公開日はさまざまな催しが行われる。以下に主なものをピックアップしておこう。
もちろん上記の表だけではないので、当日会場で調べてみてほしい。
また、本会場の入口を入って右側には「アニメテクニックの世界展」が特設されている。ここでは、アニメの歴史やセル画やデジタルアニメの作業工程、テレビアニメと劇場用アニメとの作業の違いなどに触れることができる。特にデジタルアニメについては、現在放送中の「明日のナージャ」がどのように作られているかを見ることができ、さらに奥へ進むと実際に「おジャ魔女どれみ」を着色したり、動かしたりすることができる。アニメをじかに“触る”ことができる機会なので、興味がある人はそちらにも足を運んでみよう。
最後に紹介するのは東京アニメアワード。昨年はグランプリを設けてあり、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」が選ばれたが、今年は各部門ごとに表彰する形に変更された。各賞については下の表を見てほしい。
「東京国際アニメフェア」開催概要
【開催日】2003年3月19～22日（一般公開日は21～22日）
【開催場所】東京ビッグサイト 東2・3ホール、レセプションホール他
【開催時間】9:30～17:30（22日のみ16:30終了）
【入場料金】大人：1,000円（税込）、中高生：500円（税込）、小学生以下および65歳以上：無料
【前売り】大人：800円（税込）、中高生：400円（税込） ／※3月20日まで販売。全国セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、スリーエフ、ゲーマーズ各店、JTB各支店などで取扱い。
【主催】東京国際アニメフェア実行委員会
■イベントステージ スケジュール
■アニメシアター スケジュール
本日と明日はビジネスデーだが、21日と22日は一般公開日となっているので、記事の下方にステージイベントとアニメシアターのスケジュールを掲載している。会場に行く予定の人は参考にしてほしい。本会場とアニメシアターの場所は非常に離れているので注意しておいた方がいいだろう。
まず会場全体を歩いてみて気付いたことは、「鉄腕アトム」関連のものが多いこと。それもそのはず、4月7日はアトムの誕生日で、これに合わせていろいろな企画が進行しているとのこと。それと、様々なキャラクターの等身大フィギュアも多数展示されている。こういったイベントでないと実際に見ることはできないので、どれだけあるのか探してみるのもおもしろい。
ゲーム関連の展示は少なく、ナムコのアーケード用筐体『アフレコ！』（稼働時期未定）や、コナミのPS2『METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE 』『アヌビス ZONE OF THE ENDERS 』他、ぐらいしかなかった。しかし、これらはいずれも試遊可能なので、この機会に是非プレイしてみよう。
アニメ関連は「アニメフェア」というだけあって非常に充実しており、どの出展メーカーも“とっておき”を展示しているので、ブラブラ歩いているだけでもかなり楽しめる。プロダクションI.Gやガイナックスは、かなりレアな原画などを展示してあるので、ここは混雑が予想されるだろう。また、フジテレビなどはブース内にステージを設置して独自のイベントを行っている。本日はビジネスデーということで、そういったイベントはほとんどなかったが、一般公開日はさまざまな催しが行われる。以下に主なものをピックアップしておこう。
| ●3月21日 | ||
| グルーヴコーポレーションブース | 11：00/12：00/ 13：00/14：00/ 15：00/16：00 | スクラップドプリンセス」立体ポップアップカード、「なるたる」「バロムワン」「魔王ダンテ」のポストカードセットの配布 |
| IMAGICAエンタテインメントブース | － | IMAGICAエンタテインメント特製うちわ、「PARASITE DOLLS」ポストカード、「GENIUS PARTY」フライヤーなど配布 |
| スカパー！ブース内ステージ | 14：00～15：00 | 「Club AT-X」公開録画（出演：浅野真澄、ネギシヒロシ監督） |
| プロダクションI.Gブース | 13:30～ | 「後藤隆幸サイン会」。物販コーナーで「軌跡 Production I.G 1988-2002」購入者先着30名に整理券を配布。 |
| 15:30～16:00 | 「神山健治監督とスタッフ座談会」（出演：神山健治他） | |
| ●3月22日 | ||
| IMAGICAエンタテインメントブース内ステージ | 13：00～ | 『ワンダバスタイル』のプロモーション映像の先行上映と、『みっくすJUICE』（中原麻衣、植田佳奈、斎藤千和、森永理科）によるトークショー |
| グルーヴコーポレーションブース | 12：00/13：00/ 14：00 | 『バロムワン』声優集合!!（出演：榎本温子、浪川大輔、吉野裕行） |
| 15：30 | 『なるたる』声優集合!!（出演：真田アサミ、能登麻巳子、野川さくら） | |
| プロダクションI.Gブース | 14:00～14:30 | 「『攻殻S』脚本家チーム座談会」（出演：脚本家チーム） |
| ●両日 | ||
| 東北新社ブース | － | DVD「最終兵器彼女」購入者にもれなく、アニメフェア限定のサイカノオリジナルポストカードをプレゼント |
| メディアワークスブース | － | 「キノの旅」スタンプラリー（詳しくはこちら） |
もちろん上記の表だけではないので、当日会場で調べてみてほしい。
また、本会場の入口を入って右側には「アニメテクニックの世界展」が特設されている。ここでは、アニメの歴史やセル画やデジタルアニメの作業工程、テレビアニメと劇場用アニメとの作業の違いなどに触れることができる。特にデジタルアニメについては、現在放送中の「明日のナージャ」がどのように作られているかを見ることができ、さらに奥へ進むと実際に「おジャ魔女どれみ」を着色したり、動かしたりすることができる。アニメをじかに“触る”ことができる機会なので、興味がある人はそちらにも足を運んでみよう。
最後に紹介するのは東京アニメアワード。昨年はグランプリを設けてあり、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」が選ばれたが、今年は各部門ごとに表彰する形に変更された。各賞については下の表を見てほしい。
データ
■東京アニメアワード表彰作品一覧| テレビ部門 | ||
| 最優秀作品賞 | 『花田少年史』 | 監督/小島正幸 |
| 優秀作品賞 | 『犬夜叉』 | 監督/青木康直 |
| 『オーバーマン キングゲイナー』 | 監督/富野由悠季 | |
| 劇場映画部門 | ||
| 最優秀作品賞 | 『千年女優』 | 監督/今 敏 |
| 優秀作品賞 | 『猫の恩返し』 | 監督/森田宏幸 |
| 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦』 | 監督/原恵一 | |
| オリジナルビデオ部門 | ||
| 最優秀作品賞 | 『戦闘妖精雪風』 | 監督/大倉雅彦 |
| 優秀作品賞 | 『ルパン三世 生きていた魔術師』 | 監督/浜津 守 |
| 『ジョジョの奇妙な冒険』 | 監督/野村和史 | |
| 海外劇場部門 | ||
| 最優秀作品賞 | 『モンスターズ・インク』 | |
| 優秀作品賞 | 『アトランティス/失われた帝国』 | |
| 『アイスエイジ』 | ||
| 個人賞 | ||
| 監督賞 | 原 恵一 | |
| 美術賞 | 池 信孝 | |
| 声優賞 | 山口勝平 | |
| 脚本賞 | 大河内一楼 | |
| キャラクターデザイン賞 | 藤島康介 | |
| 音楽賞 | 菅野よう子 | |
| アニメ作品部門 | ||
| 優秀作品賞 | 『小川のメダカ』 | 監督/村野守美 |
| 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』 | 監督/神山健治 | |
| 『水のコトバ』 | 監督/吉浦康裕 | |
| 学生部門 | ||
| 優秀作品賞 | 『Say my name』 | 監督/ジョン・ミンヨン |
| 奨励賞 | 『しももも』 | 赤木沙英子 |
| インタラクティブメディア部門 | ||
| 優秀作品賞 | 該当作品なし | |
| 奨励賞 | 該当作品なし | |
| パイロット部門 | ||
| 優秀作品賞 | 『Doggy Poo』 | 監督/イ・マンボク |
| 特別部門 | ||
| 表現技術賞 | 『雲のむこう、約束の場所』 | 監督/新海 誠 |
| 新人賞 | 『風雲猫忍録』 | 監督/荒船泰廣 |
| 特別部門/企業賞 | ||
| @NetHome賞 | 『Starlight Cabin』 | 監督/キム ヨンジン |
| サッポロビール賞 | 『スキージャンプ・ラージヒル・ペア』 | 監督/真島理一郎 |
| 東京ビッグサイト賞 | 『コアジサシ飛行倶楽部』 | 監督/室井康雄 |
 ビジネスデー初日のビッグサイトは晴天。幸先のいいスタートとなった。 |  鉄腕アトムの特大バルーン。かなり目立つので、観客の目を惹いていた。 |  4月7日のアトム誕生日にあわせて、さまざまな関連グッズが登場。 |
 会場にはフジテレビ番組のキャラクター“Pちゃん”が、外人さんに囲まれていた。 |  アニメ「攻殻機動隊」の等身大フィギュアなども展示。後のポスターはサイン入り。 |  「GetBackers-奪還屋-」でおなじみの、スバル360が展示されていた。 |
 世界中で翻訳・出版されている日本のマンガを紹介。少年ジャンプ系が多いようだ。 |  会場には海外版マンガの実物が置いてある。興味のある人は、実際に見てみよう。 |  コナミブースでは試遊台の他に、新川洋司氏の原画や絵コンテが飾られていた。 |
 噂の“シャア専用ノートPC”。実際に見た感じでは、かなりメタリックなデザイン。 |  「ガンダム」関連のグッズがズラリ。ヘルメットも数種類出ていた。 |  フジテレビブースでは、コンパニオンのお姉さん司会のもと、ラフ君とジャンケン大会。 |
 プロダクションI.Gブースでは、かなりレアな原画などを惜しげもなく展示。 |  日本テレビブースで出迎えてくれるのは、御存知「ルパン三世」の等身大フィギュア。 |  ロマのフ比嘉氏の「URDA」をはじめとする、「クリエーターズワールド」も必見だ。 |
 「マトリックス」の衣裳を着たコンパニオンも。ブース内では最新作のトレイラーも上映。 |  ガイナックスブースは原画などを展示。「エヴァンゲリオン」関係の等身大フィギュアも。 |  東京都が主催側だけあって、他のイベントとは異なった雰囲気の表彰式会場。 |
 いろいろなメディアミックスでブレイク確実の「鉄腕アトム」。着ぐるみも元気いっぱい！ |  コナミブースの仁王像と化しているのは、おなじみ“ソリッド・スネーク”。 |  昨年ニュースでお伝えした、ナムコの『アフレコ！』も参考出展。恥ずかしがらずに、ね。 |
 声優部門で表彰される、山口勝平氏。各賞は上の記事本分を参照してほしい。 |  会場内に特設された「アニメテクニックの世界展」。セル画時代の線画台などを展示。 |  同じく「アニメテクニックの世界展」。こちらはデジタルアニメの作業工程を実演。 |
「東京国際アニメフェア」開催概要
【開催日】2003年3月19～22日（一般公開日は21～22日）
【開催場所】東京ビッグサイト 東2・3ホール、レセプションホール他
【開催時間】9:30～17:30（22日のみ16:30終了）
【入場料金】大人：1,000円（税込）、中高生：500円（税込）、小学生以下および65歳以上：無料
【前売り】大人：800円（税込）、中高生：400円（税込） ／※3月20日まで販売。全国セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、スリーエフ、ゲーマーズ各店、JTB各支店などで取扱い。
【主催】東京国際アニメフェア実行委員会
■イベントステージ スケジュール
| 時間 | 3月21日（金） | 3月22日（土） |
| 10時 | － | それいけ！ アンパンマン ショー 10時～10時30分 |
| 10時30分 | ||
| 11時 | ドラえもん ぬいぐるみ人形劇 ザ・ドラエティショー 11時～11時30分 | とっとこハム太郎 着ぐるみショー 11時～11時30分 |
| 11時30分 | ||
| 12時 | avex mode the LIVE 出演/飯塚雅弓、榎本温子、川上とも子、他 12時～13時 | ワンピース ショー 12時～12時30分 |
| 12時30分 | ||
| 13時 | それいけ！アンパンマン ショー 13時～13時30分 | |
| 13時30分 | アトム座ライブシアター 鉄腕アトムショー 13時30分～14時 | |
| 14時 | 山口勝平とアフレコにチャレンジ！ 14時～14時30分 | |
| 14時30分 | 明日のナージャショー 14時30分～15時 | |
| 15時 | とっとこハム太郎 着ぐるみショー 15時～15時30分 | |
| 15時30分 | ドラえもん ぬいぐるみ人形劇 ザ・ドラエティショー 15時20分～15時50分 | |
| 16時 | 明日のナージャショー 16時10分～16時40分 | ワンピース ショー 16時～16時30分 |
| 16時30分 |
■アニメシアター スケジュール
| 時間 | 3月21日（金） | 3月22日（土） | ||
| ホールA | ホールB | ホールA | ホールB | |
| 11時 | 太陽の王子ホルスの大冒険 11時～12時30分 | 海外アニメーション劇場 11時～13時30分 | キリクと魔女 11時～12時30分 | アニマトリックス 11時～12時 |
| 11時30分 | ||||
| 12時 | ||||
| 12時30分 | 魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞（ロンド） 12時45分～14時15分 | マイ ビューティフルガール マリ 12時40分～14時 | 犬夜叉超特別編 12時30分～13時25分 | |
| 13時 | ||||
| 13時30分 | ||||
| 14時 | アニマトリックス 14時～15時 | さよなら銀河鉄道999 －アンドロメダ終着駅－ 14時10分～16時20分 | 名探偵コナン 第1話 13時40分～14時10分 | |
| 14時30分 | タッチ 背番号のないエース 14時30分～16時05分 | デ・ジ・キャラット星の旅 14時25分～14時55分 | ||
| 15時 | 戦闘妖精雪風1・2 15時10分～16時20分 | |||
| 15時30分 | 海外アニメーション劇場 15時30分～ | |||
| 16時 | PARASITE DOLLS 16時20分～17時45分 | |||
| 16時30分 | － | |||
| 17時 | － | |||
| 17時30分 | ||||
| 18時 | ||||
| ■関連記事 |
| 2002年2月15日 グランプリは「千と千尋の神隠し」！新世紀東京国際アニメフェア21レポート |
| 2003年2月5日 「東京国際アニメフェア2003」、3月19日～22日に開催。出展企業一覧も |
■関連サイト
・東京国際アニメフェア