ナムコがセガに対し、合併を前提とした申し入れを行っていたことが明らかに！

　ナムコがサミーとの事業統合を控えるセガに対して、合併を前提とした申し入れを行っていたことが本日明らかになった。

　ナムコ広報部によると、「2001年9月20日に発表した包括的業務提携からの流れで、昨年からこの申し入れを行っている」とコメント、今後については「検討中につき、現時点で時期や内容など具体的なことは決まっていません。また、セガからのアクションは特にありません」と話している。

　一方セガはこの件に関してコメントを発表、「合併を前提とした申し入れがあったことは事実」と認めつつ「セガでは、先日発表したサミーとの事業統合を協議中であり、今回のナムコの申し入れを含め、取締役会などで慎重に議論・検討を進めていく」とコメントしている。また、今後についてかこちらも「具体的な日程は未定」とのことだ。

　セガとの事業統合を2月に発表したサミーでは「特にこれまでそのような話は聞いていない」としながらも「5月末に統合契約書の調印、10月1日に統合という流れに変化はなく、順調に進めている」と話している。

　昨年から今年にかけて、ゲーム業界の再編が活発に行われている中で浮上した今回の一件。業界でも屈指と言える企業同士の話だけに、各方面に様々な波紋を広げそうな雰囲気だが、果たしてどのような形になっていくのだろうか。関係者、ユーザーともに今後も注意深く見守っていきたいところだ。

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