2003年4月28日（月）
植松伸夫氏率いるバンド「THEBLACKMAGES」の初ライブイベントが開催！
4月26日、27日の2日間にわたり、東京・SHIBUYA-AXで、『FAINAL FANTASY』シリーズのバトルミュージックアルバム「THE BLACK MAGES」発売を記念したライブイベントが行われた。
今回のイベントは2部構成となっており、第1部では『FF』シリーズの作曲家・植松伸夫氏が出演しているインターネットラジオ番組“植松ラヂヲ”の公開録音、第2部では「THE BLACK MAGES」ライブを実施。初日となる26日には年齢・性別を問わず、約900名の『FF』シリーズならびに、植松氏のファンが詰めかけ、大盛況のイベントとなった。
まず、「半熟謝肉祭」と題された“植松ラヂヲ”公開録音には、レギュラーパーソナリティーである植松氏、スクウェアサウンズの松下謙介プロデューサー、スクウェア・エニックス広報の片山理恵子さんが出演。6月26日発売予定のPS2用ソフト『半熟英雄 対 3D』を手がけた時田貴司プロデューサー、主題歌を担当したささきいさお氏がゲストとして登場し、同作品についてのトークが繰り広げられた。
1986年にファミコン用ソフト『半熟英雄』、1992年にスーパーファミコン用ソフトとして続編『半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…！！』が発売されて以来、久しぶりのシリーズ作品となるPS2『半熟英雄 対 3D』。時田氏は今作について「10年ぶりに目が覚めたら、まわりがみんな3Dになっていた」をコンセプトに制作したと語っており、2D表現であった前作から違和感を感じずに楽しめるものとなっているようだ。また、テーマソングについては、「宇宙戦艦ヤマト」世代である時田氏が「ぜひ歌ってほしい！」とささき氏にお願いしたという経緯も明らかに。ささき氏は「『FF』シリーズといった素晴らしいヒット作を手がけている会社、スタッフと一緒に仕事ができることはとても光栄です」と依頼された感想を述べ、挿入歌「黄身なしでは…」、主題歌「戦え！半熟英雄」の2曲を力強い歌声で披露してくれた。
なお、今回会場で収録された内容は、5月15日に更新の“植松ラヂヲ”で放送されるので、イベントに参加できなかった人はぜひチェックしておこう。
そして、第2部ではファンお待ちかねのライブがいよいよスタート。バンドのメンバーたちがステージに登場し、1曲目「J-E-N-O-V-A」の演奏が開始されると、観客全員が総立ちとなり会場内は一気にヒートアップ。ライブではアルバム収録曲はもちろん、未収録楽曲「マトーヤの洞窟（『FF I』）」が演奏された他、ステージ上のスクリーンにはゲーム画像なども放映され、訪れたファンからは大きな歓声が上がっていた。
なお、ライブ終了後に行われたインタビューで植松氏は、「『お疲れ様』というよりも、充実している感じ。とても楽しめました」とコメント。バンド「THE BLACK MAGES」の参加メンバーたちも「ライブが始まる前は、盛り上がらなかったらどうしようかという心配ばかりしていましたが、お客さんに助けられました（ギター担当：岡宮氏）」「今までで一番いい演奏ができました（キーボード担当：福井氏）」「本当に楽しかったです！（ベース担当：河盛氏）」とうれしそうに感想を述べ、初ライブ成功の喜びをかみしめていた。
さらに、セカンドアルバムリリースについて聞かれた植松氏は「できれば作りたい。でも、あんまりいろいろ出しすぎるとすぐにネタが尽きちゃうから（笑）。今回のライブのように、アルバム未収録の曲をオマケで演奏するのもいいと思います」と語った。次回作のリリースはもうしばらく先になりそうだが、ファンは「THE BLACK MAGES」の次のライブ情報を期待して待っていよう。
会場限定のオリジナルグッズも販売。開演前後の物販コーナーは多数のファンであふれかえっていた。
第1部は“植松ラヂヲ”公開録音。左からレギュラーパーソナリティーの松下プロデューサー、植松氏、片山さん。
『半熟英雄』プロデューサーの時田氏。「下ネタやオヤジギャグがたくさん入っていて、どんなところでも笑える作品」とシリーズ最新作をアピールした。
ささきいさお氏は「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌いながら登場し、会場全体を熱狂させた。ささき氏が身に付けているスカーフは、「ヤマト」のエンディング曲「真っ赤なスカーフ」をイメージして時田氏が用意したものだそうだ。
第1部終了後、15分の休憩をはさんで行われた「THE BLACK MAGES」のライブ。お客さんが声援を送りやすいようにと、松下氏、植松氏が各メンバーにあだ名をつけるなど、細かい配慮も（笑）。
ステージ上のスクリーンでは、演奏されている楽曲に合わせたゲーム画像も放映。名場面登場時には、会場内が大いに沸いた。
「THE BLACK MAGES」の参加メンバー。後列左より、“ミッチー”こと岡宮氏（ギター担当）、“PTA”こと関戸氏（ギター担当）、“ニコラス”こと河盛氏（ベース担当）、前列左より、“ハニー”こと入羽田氏（ドラム担当）、“ノビヨ”こと植松氏（キーボード担当）、“フクイ～”こと福井氏（キーボード担当）。
1：J-E-N-O-V-A（『FF VII』）
2：Force Your Way（『FF VIII』）
3：Battle Theme（『FF VI』）
4：Battle Scene I（『FF I』）
5：Battle,Scene II（『FF II』）
6：マトーヤの洞窟（『FF I』※アルバム未収録）
7：Those Who Fight Further（『FF VII』）
8：The Decisive Battle（『FF VI』）
9：Clash on the Big Bridge（『FF V』）
10：Dancing Mad（『FF VI』）
アンコール：Fight With Seymour（『FF X』）
▼「THE BLACK MAGES」
■発売日：発売中（2003年2月19日）
■価格：2,381円（税別）
■品番：SSCX 10080
▼『半熟英雄 対 3D』
■メーカー：スクウェア・エニックス
■対応機種：PS2
■ジャンル：S・RPG
■発売日：2003年6月26日
■価格：6,800円（税別）
今回のイベントは2部構成となっており、第1部では『FF』シリーズの作曲家・植松伸夫氏が出演しているインターネットラジオ番組“植松ラヂヲ”の公開録音、第2部では「THE BLACK MAGES」ライブを実施。初日となる26日には年齢・性別を問わず、約900名の『FF』シリーズならびに、植松氏のファンが詰めかけ、大盛況のイベントとなった。
まず、「半熟謝肉祭」と題された“植松ラヂヲ”公開録音には、レギュラーパーソナリティーである植松氏、スクウェアサウンズの松下謙介プロデューサー、スクウェア・エニックス広報の片山理恵子さんが出演。6月26日発売予定のPS2用ソフト『半熟英雄 対 3D』を手がけた時田貴司プロデューサー、主題歌を担当したささきいさお氏がゲストとして登場し、同作品についてのトークが繰り広げられた。
1986年にファミコン用ソフト『半熟英雄』、1992年にスーパーファミコン用ソフトとして続編『半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…！！』が発売されて以来、久しぶりのシリーズ作品となるPS2『半熟英雄 対 3D』。時田氏は今作について「10年ぶりに目が覚めたら、まわりがみんな3Dになっていた」をコンセプトに制作したと語っており、2D表現であった前作から違和感を感じずに楽しめるものとなっているようだ。また、テーマソングについては、「宇宙戦艦ヤマト」世代である時田氏が「ぜひ歌ってほしい！」とささき氏にお願いしたという経緯も明らかに。ささき氏は「『FF』シリーズといった素晴らしいヒット作を手がけている会社、スタッフと一緒に仕事ができることはとても光栄です」と依頼された感想を述べ、挿入歌「黄身なしでは…」、主題歌「戦え！半熟英雄」の2曲を力強い歌声で披露してくれた。
なお、今回会場で収録された内容は、5月15日に更新の“植松ラヂヲ”で放送されるので、イベントに参加できなかった人はぜひチェックしておこう。
そして、第2部ではファンお待ちかねのライブがいよいよスタート。バンドのメンバーたちがステージに登場し、1曲目「J-E-N-O-V-A」の演奏が開始されると、観客全員が総立ちとなり会場内は一気にヒートアップ。ライブではアルバム収録曲はもちろん、未収録楽曲「マトーヤの洞窟（『FF I』）」が演奏された他、ステージ上のスクリーンにはゲーム画像なども放映され、訪れたファンからは大きな歓声が上がっていた。
なお、ライブ終了後に行われたインタビューで植松氏は、「『お疲れ様』というよりも、充実している感じ。とても楽しめました」とコメント。バンド「THE BLACK MAGES」の参加メンバーたちも「ライブが始まる前は、盛り上がらなかったらどうしようかという心配ばかりしていましたが、お客さんに助けられました（ギター担当：岡宮氏）」「今までで一番いい演奏ができました（キーボード担当：福井氏）」「本当に楽しかったです！（ベース担当：河盛氏）」とうれしそうに感想を述べ、初ライブ成功の喜びをかみしめていた。
さらに、セカンドアルバムリリースについて聞かれた植松氏は「できれば作りたい。でも、あんまりいろいろ出しすぎるとすぐにネタが尽きちゃうから（笑）。今回のライブのように、アルバム未収録の曲をオマケで演奏するのもいいと思います」と語った。次回作のリリースはもうしばらく先になりそうだが、ファンは「THE BLACK MAGES」の次のライブ情報を期待して待っていよう。
会場限定のオリジナルグッズも販売。開演前後の物販コーナーは多数のファンであふれかえっていた。
第1部は“植松ラヂヲ”公開録音。左からレギュラーパーソナリティーの松下プロデューサー、植松氏、片山さん。
『半熟英雄』プロデューサーの時田氏。「下ネタやオヤジギャグがたくさん入っていて、どんなところでも笑える作品」とシリーズ最新作をアピールした。
ささきいさお氏は「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌いながら登場し、会場全体を熱狂させた。ささき氏が身に付けているスカーフは、「ヤマト」のエンディング曲「真っ赤なスカーフ」をイメージして時田氏が用意したものだそうだ。
第1部終了後、15分の休憩をはさんで行われた「THE BLACK MAGES」のライブ。お客さんが声援を送りやすいようにと、松下氏、植松氏が各メンバーにあだ名をつけるなど、細かい配慮も（笑）。
ステージ上のスクリーンでは、演奏されている楽曲に合わせたゲーム画像も放映。名場面登場時には、会場内が大いに沸いた。
「THE BLACK MAGES」の参加メンバー。後列左より、“ミッチー”こと岡宮氏（ギター担当）、“PTA”こと関戸氏（ギター担当）、“ニコラス”こと河盛氏（ベース担当）、前列左より、“ハニー”こと入羽田氏（ドラム担当）、“ノビヨ”こと植松氏（キーボード担当）、“フクイ～”こと福井氏（キーボード担当）。
データ
■「THE BLACK MAGES」ライブ 演奏曲順リスト1：J-E-N-O-V-A（『FF VII』）
2：Force Your Way（『FF VIII』）
3：Battle Theme（『FF VI』）
4：Battle Scene I（『FF I』）
5：Battle,Scene II（『FF II』）
6：マトーヤの洞窟（『FF I』※アルバム未収録）
7：Those Who Fight Further（『FF VII』）
8：The Decisive Battle（『FF VI』）
9：Clash on the Big Bridge（『FF V』）
10：Dancing Mad（『FF VI』）
アンコール：Fight With Seymour（『FF X』）
▼「THE BLACK MAGES」
■発売日：発売中（2003年2月19日）
■価格：2,381円（税別）
■品番：SSCX 10080
▼『半熟英雄 対 3D』
■メーカー：スクウェア・エニックス
■対応機種：PS2
■ジャンル：S・RPG
■発売日：2003年6月26日
■価格：6,800円（税別）
■関連サイト
・「植松伸夫です。」
・スクウェア・エニックス