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2003年4月6日(日)

【GameJamStorm特集】「格闘新世紀II」優勝の“南アキラ”選手が「大覇王」に

 本日4月6日、セガのゲームイベント「GameJam Storm」で『バーチャファイター4 エボリューション』の全国決勝大会「格闘新世紀II」が盛大に開催された。

 会場のイベントステージ前には、「格闘新世紀II」の開始前からすでに黒山の人だかり。『バーチャファイター4 エボリューション』全国大会の注目度の高さをうかがわせた。

 ステージではまず、「格闘新世紀II」に先立ってPS2版を使用した「レディース大会」および「キッズ大会」の決勝戦(決勝までは試遊コーナーで行われた)の他、開発者の片桐大智氏、武田洋介氏、鉄人プレイヤーのキャサ夫氏、ブンブン丸氏のトークや、PS2版『バーチャファイター4 エボリューション』の「ハイパーコンボ」ムービー上映なども行われ、会場も賑わった。

 そして迎えた「格闘新世紀II」。昨年の「格闘新世紀」から出場者の顔ぶれも大きく変貌を遂げた中、「優勝するのは誰なのか?」「どのキャラが優勝するのか?」「優勝者に与えられる特別称号はどんなものなのか?」、そして「無冠の帝王“ちび太”は今回優勝することができるのだろうか?」など、ギャラリーによる期待の眼差しが向けられ、大会は進行していった。今回は1回戦から3回戦までは対戦筐体2台で進行。有名プレイヤーたちによる好カードを、なるべく見逃さないようするという形で試合が行われた。

 結果から言うと、優勝者はセガアリーナ浜大津(京都・滋賀・奈良エリア)代表のアキラ使い“南アキラ”選手。決勝戦では、高速の構えチェンジで相手を翻弄する全国屈指のレイフェイ使い“へるる”選手との接戦を制した。“南アキラ”選手は、持ち前の高速ステップや白虎双掌打を巧みに活用するなど、決勝の舞台でも臆することのない攻め主体のスタイルで勝利をもぎ取った。

 優勝したこの“南アキラ”選手には、特別称号の「大覇王」が贈与。口数の少ない“南アキラ”選手は、控えめな態度で「うれしいです。」とコメントしていた。

 なお、“南アキラ”選手はベスト8(準々決勝)でバーチャ神“ちび太”を撃破していた。前「格闘新世紀」でも現鳳凰の称号を持つ優勝者“ナポレオン”が同じく“ちび太”を破ってそのまま優勝を決めたが、こと『バーチャファイター4』シリーズのセガ公式全国大会においては“ちび太”に勝利したプレイヤーが優勝するという、終わってみればひとつのジンクスを感じさせるイベントでもあった。

 まだまだその人気も留まることを知らない『バーチャファイター4 エボリューション』だが、今回出場した選手たちおよび現『バーチャ』プレイヤーたちは、今後開催される数々の大会でも頑張ってほしいところだ。



各エリアの代表者64名による全国決勝トーナメント「格闘新世紀II」。1回戦~3回戦は筐体2台を使用して試合が進んだ。

1回戦と3回戦終了後には、それぞれエキシビジョンマッチが開催された。1回戦終了後はPS2で開発されたという『バーチャファイター エボリューション』での対戦 (詳細はこちら)。



3回戦終了後は、特別ゲストとして招待された韓国トッププレイヤーShinz選手&pos.akira選手とキャサ夫氏とのエキシビジョンマッチを実施。Shinz選手は「格闘新世紀IIに選手として出場したかった」とコメントしていた(写真上・左からpos.akira選手、Shinz選手、キャサ夫氏)。



決勝は神奈川エリア代表のへるる選手と南アキラ選手。接戦を制し、見事優勝を決めたのはステップと白虎を巧みに使いこなす“南アキラ”選手だった(写真下・左から片桐氏、南アキラ選手、へるる選手)。



優勝した南アキラ選手には「大覇王」の称号が与えられた。セガ公式の全国決勝大会では、毎回優勝者が異なっていたが、今回も例外ではなかった。

「格闘新世紀II」の最後は、おなじみヒットメーカーサウンドユニット[H.]のボーカル・光吉猛修氏のソロライブで締めくくり。最後の最後までハイテンションなイベントとなった。


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