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2003年5月12日(月)

カプコン、当期損失は195億9,800万円に。不動産譲渡の他、開発中止も影響

 カプコンは本日5月12日、2003年3月期の決算発表を行った。これによれば、今期の売上高は620億3,600万円(前期比1.1%減)、経常利益は67億9,700万円(前期比26.6%減)、当期損失は195億9,800万円と、前年の49億の利益に対して大幅な減収となった。
 
 この減収の理由は、家庭用ゲームソフト部門でPS2『アウトモデリスタ』『クロックタワー3』『ブレス オブ ファイア V』『デビル メイ クライ 2』、GC『バイオハザード 0』などが計画を下回ったことや、収益が見込めない開発ラインの見直しによって、開発中止損が発生したため。また、不動産の評価損に対処するために、土地と建物をすべて子会社のカプトロンに譲渡したことで、243億円の特別損失も原因の一つ。
 
 一方でアミューズメント事業については、プラサカプコンを新たに2店舗オープンしつつ、不採算店を9店舗閉鎖し、前期を上回る収益を確保している。
 
 また来期については、不動産の評価損がなくなるなどすることで、売上高630億円、経常利益73億円、純利益42億円を見込んでいる。


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カプコン ニュースリリース(pdf形式)
カプコン