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2003年5月14日(水)

未来の『MGS』も垣間見られた!?『SNAKEEATER』の驚くべき姿!

 コナミのマスコミ向けカンファレンスで、小島監督自身により発表されたPS2『METAL GEAR SOLID3:SNAKE EATER』。会場では「Eat or Die」「Eat or Be Eaten」「Hunt or Be Hunted」「Survival of the Snakest!」などのキャッチフレーズが描き出されたムービーが上映された。本作のテーマはずばり、「サバイバル+潜入」。スネークはジャングルの中でのサバイバルと、潜入任務を両立させなければならないようだ。

 サバイバル部分では、生の魚や撃ち殺したヘビにむさぼりつくスネークの映像が、会場で驚きの声をもって迎えられたが、今回スネークは自然と闘い、食料の調達を行いながら任務をこなすことになる。小島監督の説明では、「ヘビなどを食べるのがイヤな人は、敵兵から食料を奪うこともできる」「食べ物には好き嫌いがあって、例えば同じヘビを食べ続けると、そのヘビが好きになって、それを食べたときは普段より力が出たりする」など、早くも『SNAKE EATER』の攻略のヒントとなりそうなことが語られた。

 戦闘についても、舞台がジャングルになったということで、注目すべき点が多い。中でも、木にぶら下がったまま(エルード中)の姿勢での射撃と、サーモスタッド付きのスコープらしき映像。とくに前者は片手で木にぶら下がりながら敵兵を次々射撃していくなど、カッコよさはバツグン。ジャングルの中の戦いは木はもちろん、高低差の激しい地形など、隠れる部分が多く、トリッキーなものになりそうだ。また、水のなかで軍用犬の追撃を逃れる映像などは、従来の「音」以外にも「におい」の要素が採用されていることを期待させる。

 また、記者の質問に答える形で、木や高低差など、描き出すものが非常に多い、『SNAKE EATER』のために、『2』までとは異なるまったく新しいエンジンを開発したと、小島監督から注目の発言がこぼれた。そのエンジンは今後開発される『MGO(Metal Gear Online)』の制作も視野に入れたものとのこと。『MGS』がオンライン対応になることはすでに決定事項ということらしい。今後の情報に注目したいトコロだ。ただし、『SNAKE EATER』にオンライン要素があるかは未定。

 肝心の発売日についてだが、ムービーの中で、スネークが敵兵を脅迫して聞き出した(監督お得意のジョーク)ところによると2004年予定とのこと。ストーリーについては、『SNAKE EATER』がシリーズの作品の中で、どの位置に置かれるか(エルード中の射撃など若々しいアクションから考えると、『1』以前?)も含めて、「まだ話せない」とのこと。小島監督の言うとおり、来年のE3で本格的にお披露目となるのだろうか。

片手でエルードしての射撃。こんなアクションは『2』以降のスネークには不可能では?

ジャングルの中だけあって、隠れる部分は豊富。逆に言えば敵の位置の把握も苦労させられそう。一番の難敵は、敵兵よりも自然ということだうか?

敵兵を捕まえて発売日を聞き出そうとするスネーク。このシーンで記者会見場は爆笑の渦に。小島監督流のジョークは万国に受け入れられる!?

川にかけられた橋の下で敵を待ちかまえるスネーク。『SNAKE EATER』のアクションのパターンは非常に多そうだ。

炎に包まれたジャングルでのスネーク。まるで映画「地獄の黙示録」のような迫力のシーンだ。

スネークの新兵器のサーモスコープ!? 険しいジャングルではとても役に立ちそうだ。隠れた獲物(食料)を見つけるのにも使えそうだ。

(C)1987 2003 Konami Computer Entertainment Japan

データ

▼『METAL GEAR SOLID3:SNAKE EATER』
■メーカー:コナミ
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:未定
■価格:未定
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■関連サイト
KCE JAPAN
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