ソニックチームが最新タイトル開発にクライテリオンのミドルウェアを採用
ゲーム開発者向けにミドルウェアを提供しているクライテリオン・ソフトウエア社は、同社開発のリアルタイム3D描画エンジン「RenderWare Graphics(レンダーウェア・グラフィックス)」がセガの開発スタジオ・ソニックチームに採用されたことを明らかにした。
このミドルウェアを利用して開発されているタイトルは、PS2、GC、Xbox3機種で発売予定のシリーズ最新作『ソニックヒーローズ』。このタイトルは、さまざまな特殊能力を持つキャラクターたちの協力プレイが楽しめるチームアクションとなっている。
ソニックチームではこのミドルウェアを活用することで、各ハードの研究、ツールの開発といったゲームコンテンツ制作の初期段階に必要とされる労力やコストを大幅に軽減、ゲームコンテンツのクオリティアップに時間を費やすことができたという。また、マルチプラットフォーム対応である「RenderWare Graphics」で作業を行うことにより、各機種版の並行開発も可能となったとのことだ。
なお、ソニックチーム代表取締役・中裕司氏は、「このミドルウェアの導入は、開発者がゲーム本来のおもしろさに注力できると考えたから。クライテリオンの業界での豊富な経験や実績を通して、最良のサポートを提供してもらっています。今まで以上にスリリングでおもしろい『ソニック』に期待していてください」というコメントを寄せている。
最先端の技術が用いられ、開発されている『ソニックヒーローズ』。ファンはプレイできる日を楽しみに待っていよう。
これまでのソニックシリーズから大きく進化しているという『ソニックヒーローズ』。よりパワーアップしたアクションに注目だ。
(C)SONICTEAM/SEGA, 2003
※画面は開発中のものです。
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