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2003年5月16日(金)

任天堂ブースにはまだまだ魅惑のタイトルが満載!!気になるタイトルを追跡調査!!

 昨日お届けした作品以外にも、任天堂ブースには魅力的なタイトルがたっぷり!! オドロキや楽しさがいっぱいの任天堂タイトルを、可能なかぎり紹介していこう!!

 まず、任天堂ブースで一番の人気だったのだが『Mario Kart:Double Dush!!』。大人気シリーズの最新作となる、みんなで遊ぶ対戦が楽しいRCGだ。今回の大きな特徴は、カートが2人乗りになったこと。最初のキャラクター選択画面で自分の好きな2キャラを選び、そのチームでライバルたちと争う。この2人は前後に分かれてカートに乗ることとなるが、走行中は自由に入れ替わることが可能。そのため、コースの状況に応じて2人のキャラを使い分けることになる。また、『マリオカート』でおなじみのアイテムもちろん健在で、後ろに乗っているキャラが拾ったアイテムを使うことができる。また、ブース内ではブロードバンドアダプタを利用した8人対戦プレイが行われていた。8台のGCにブロードバンドアダプタをセットし、そのGCをつなぐことで1人1画面での8人対戦ができる。カンファレンスで岩田氏が述べていた「課金しない形でのネットワーク利用」の1つの形ということができそうだ。

 次は、ナムコとのコラボレーションタイトルとなる『Star Fox2』。今回のE3では、対戦モードを遊ぶことができた。2~4人までの対戦が可能で、画面を分割してプレイすることになる。各プレイヤーがキャラクターを選択したら、バトル開始! 広いフィールドを駆けめぐりながら、レーダーなどを活用して相手を探し出し、標準を合わせて攻撃していく。操作については、「まだ変更される可能性もある」(ナムコ塩澤氏)とのことだったが、Rトリガーで前進、コントロールスティックで標準を操作するという、レーシングゲームのような感覚だった。障害物などをうまく利用して相手を攻撃していたら、突然大きな飛行機が接近! 実は、ステージ内に置かれている飛行機に乗ると、それに乗ったまま戦うことができた。それにしても、飛行機対人間(フォックスはキツネだが)なんてズルイ~。せっかく姑息に相手を削っていたのに、一気に反撃されてしまい、完敗。なんか外人さんに負けてばかりのような気がするけど、まあ気にしない方向で。世の中にゲームが下手なゲーム取材班が1人ぐらいいたっていいじゃない……ねぇ。

 また、デモンストレーションとして、本作を制作している2人の人物による対戦も行われた。任天堂情報開発本部の今村氏と、ナムコのプロデューサー塩澤氏だ。こうしたことを行えるもの、任天堂が推し進めてきたコラボレーションが実現したからに他ならない。ちなみに、どちらが勝ったのかはヒミツです。熱い対戦だったとだけ報告しておきます。

 続けて、もう1種類のコラボレーションタイトル『F-ZERO GX』と『F-ZERO AX』を紹介しよう。近未来を舞台にした、任天堂の人気RCGの最新作で、アミューズメントヴィジョンとのコラボレーションにより、GC版とAC版の2タイトルが発売される。シリーズの特徴でもある圧倒的なスピード感はさらに磨きがかかっており、両作品とも通常のRCGでは味わうことのできない、極限のスピード感を味あわせてくれる。プレイした感想は、本作の一番の攻略法は何よりもまずこのスピードに慣れること! また、GC版とAC版はメモリーカードを介することで、AC版で手に入れた新しいパイロットやカスタムパーツなどを、GC版に持っていくことができる。家庭とアミューズメント施設をつなぐ、これも一種のコネクティビティといえる新しい試み。この『F-ZERO』の試遊台の前で、任天堂の宮本氏とアミューズメントヴィジョンの名越氏が並んで簡単な撮影会が行われたのだが、これがもう大変! 周りの人たちが次々と写真を撮りに殺到するわ、サインをもらいに走るわで、プチパニック状態に。両者の人気の高さを感じさせるひとコマだった。

 次は、GBAでも新しいタイトルがたくさん出展されていたので、それを紹介していこう。

 『Donkey Kong Country』は、任天堂の人気キャラの1人(?)である、ドンキーコングが大活躍する2D横スクロールアクション。さまざまなアクションを駆使して敵を倒しながらステージを進み、森の平和を取り戻すというもの。
 
 『Mario and Luigi』は、タイトル通りマリオとルイージが登場する、A・RPG。プレイヤーはマリオとルイージを両方操作しながら、フィールドを進んでいく。ルイージが前だと大ジャンプできるなど、どちらが前に出るかで使える能力が変わってくる。また、フィールド上に見える敵に当たると、コマンド式の戦闘に突入。うまく連携して倒し、経験値を稼いでレベルを上げていくという、連携アクションがカギをにぎる一風変わったRPGだ。
 
 『Metroid Zero Mission』は、系統的には『メトロイドフュージョン』に近い2Dアクション。敵キャラやステージにはファミコン版の『メトロイド』の面影が残っていて、なんとなく懐かしさを感じる部分もあった。多彩なアクションで広大なステージを探索していく基本部分はそのまま受け継がれていたようだ。

 まだまだたくさんのソフトが並ぶ任天堂ブース。1日2日では、とてもすべてを体験することができないほどだ。出展タイトルの質の高さ、ジャンルの広さなど、任天堂のパワーが十二分に感じられるブース構成となっていた。

8台のマシンを接続し、1人1画面の8人対戦が行われていた『マリオカート』。GCがずらりとならんだこの空間が、あっという間にレース場に早変わり!!

多くの人でにぎわう任天堂ブース内でも、もっとも多くの人を集めていたのが『マリオカート』だ。順番待ちの人の列がブースの外にまでつながる大人気ぶりだった!

2~4人の対戦プレイができた『スターフォックス』。ステージ内にある飛行機に乗れば、人対飛行機で対戦が続行する。まともに戦っても不利だが、うまく戦えば飛行機を落とせることも。

『スターフォックス』の制作者である、ナムコの塩澤氏(左)と任天堂の今村氏(右)。塩澤氏によれば「まだまだこれからもっとよくなる」とのこと。期待していよう。

『F-ZERO AX』の大型筐体も、GC版の『F-ZERO GX』のとなりに出展されていた。圧倒的なスピード感は共通だが、シートなどリアル感は筐体のほうが上。『F-ZERO』ファンならリリースされた後は両方体験すべし!!

アミューズメントヴィジョンの名越氏(左)と任天堂の宮本氏(右)の豪華な2ショット。一昔前なら考えられなかったことだ。任天堂が進めるコラボレーションタイトルのおかげで実現した。

E3で初めて発表された、『Donkey Kong Country』。この他、『Mario And Luigi』『Mario&Donky Kong』『Metroid Zero Mission』などのタイトルも、すべてプレイアブルで出展されていたぞ。

初代『メトロイド』の雰囲気を随所に残すシリーズ最新作、『Metroid Zero Mission』。『メトロイドプライム2』も発表されていたので(映像のみ)、連動するなんてこともある?


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■関連サイト
Nintendo Of America
E3 2003