任天堂、2003年連結決算発表、国内でのGBA販売累計台数が1,006万台を記録
任天堂は2003年3月期の連結決算において、売上高が約5,041億円(海外比率74,8%、前期比9.1%減)、経常利益が約950億円(前期比49.1%減)、純利益が約672億円(前期比36.8%減)であったことを発表した。
公開された資料によると、今期はGBA用ソフト『ポケットモンスター ルビー』『ポケットモンスター サファイア』が日米合わせて660万本以上の売上を記録した他、同社看板タイトルの最新作であるGC用ソフト『スーパーマリオサンシャイン』『ゼルダの伝説 風のタクト』がそれぞれ好評であったとのこと。
また、全世界でのGBA販売台数が1,565万台(国内408万台)、新たに発売したGBAの高級モデル「GBASP」の販売台数が211万台(国内82万台)を記録するなど、携帯ゲーム機の売上が好調。これにより、国内でのGBA累計販売台数は、前期492万台と合わせて1,006万台を達成することとなった。
一方、当期における全世界でのGC販売台数は576万台(国内90万台)。GC本体の販売台数は、世界各地で競合会社が先行した各ハード値下げの影響を受けるなど苦戦し、当初の計画を大きく割り込む結果となった。
任天堂では、来期となる平成16年3月期の連結業績を売上高5,500億円、経常利益1,100億円、純利益650億円と予想。GCとGBAの連動・融合をさらに進化させた、新しいソフトを開発し、収益の拡大を目指すとしている。
今期はGCの販売台数が伸び悩み、苦戦した印象が強い任天堂。ゲームボーイプレーヤーを同梱した「エンジョイプラスパック」を国内で6月21日より発売するなど、巻き返しを図る。
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■関連サイト
・任天堂 平成15年3月期 決算短信 ニュースリリース(PDF)
・任天堂