家庭用ゲーム事業の苦戦で大幅減益。アトラス、2003年3月期連結決算を報告
アトラスは本日5月23日、2003年3月期の連結決算を発表した。
同社の今期業績は、家庭用ゲーム事業、業務用ゲーム事業ともに売上が減少し、売上高が約163億円(前期比8.7%減)、経常利益が約4億9千万円(前期比55.5%減)、純利益が約2億6千万円(前期比46.6%減)と前期に比べ大幅に減額。
今期、家庭用ゲーム事業では、PS2用ソフト『真・女神転生III-NOCTURNE』をはじめ、GBA用ソフト『真・女神転生 デビルチルドレン光の書・闇の書』、Xbox用ソフト『真・女神転生NINE』といった人気シリーズの最新作、関連タイトルを多数投入。しかしながら、他メーカーの大型タイトルと発売時期が重なったことなどから、いずれも販売本数が伸び悩み、家庭用ゲーム事業での売上高は、前期から5億円減の52億円という結果となった。
この結果を受け、アトラスでは次期の家庭用ゲーム事業において、コンテンツ開発力をより強化し、収益の向上を図る。また、3月27日に発表したタカラとの資本業務提携を通じて、定番ソフトのクオリティアップ、キャラクターコンテンツのゲーム化による相乗効果を狙うとしている。
■関連サイト
・アトラス ニュースリリース「2003年3月期決算短信(連結・単独)」(PDF)
・アトラス