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2003年6月12日(木)

CESA主催のゲーム関連技術セミナー「CEDEC2003」のセッションと講演者決定

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月4日、5日に開催するゲーム関連技術情報セミナー「CESAデベロッパーズカンファレンス2003」(CEDEC2003)のセッションと講演者のリストを発表した。

 今年のCEDEC2003では、2日間の日程で過去最大数の40セッションを実施。その中には、協賛セッションとして、マイクロソフトとNVIDIAによる8セッションが含まれており、3月にサンノゼで行われた「GDC」で明らかにされた「DirectX10」に関するセッションも行われる予定となっている。

 一方のレギュラーセッションは、SCE、ナムコ、タイトーといったゲームメーカーと、全国の大学による24セッションを予定。特に、今年のセッションで目立つのはネットワークゲームをテーマにしたもので、バンダイによる「ネットワークゲーム成功事例としての『GNO』」、ガンホーによる「オンラインゲーム運営の現実」、立命館大学による「ゲームマイニングの野望 ~MMOGのデータマイニング~」、ドワンゴによる「MMORPG開発と運営の紹介」と、4つのセッションが設けられている。昨年の「CEDEC2002」では、ネットワークゲームのデザイン論やプログラミング技術説明などが主だったが、今年はサービス中のゲームの事例を元にした、より実践的な話を聴けそうだ。

 また、この他に『ジャンピングフラッシュ!』でおなじみムームーの森川幸人氏と、ナムコの赤尾容子氏による「アリの知恵はゲームを救えるか?」、ゲームアナリスト平林久和氏の「『供給者の論理』に陥ることなかれ」といった、ゲーム開発者としては非常に興味深いセッションも多数予定されている。

 CEDECは基本的に業界関係者を対象にしており、一般のゲームユーザーにはなじみのないイベントだが、ゲームクリエイターを目指す学生などは、いまからチェックしておきたいところだ。


■関連サイト
CEDEC2003
社団法人コンピュータエンターテインメント協会