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2003年6月18日(水)

海外で大ヒットのACT『GrandTheftAuto3』が、この秋日本でも登場決定!

 カプコンと米Rockstar Gamesは現地時間6月16日、PS2・PC版『Grand Theft Auto 3』の日本語版発売について、合意に達したことを発表した。
 この提携についてRockstar Gamesの社長Sam Houser氏はプレスリリースの中で、「日本のゲームファンの皆様に、今回『GTA3』を提供できることを非常に喜ばしく思います。活気あふれる日本のゲーム業界とそこで積み重ねられてきた素晴らしい歴史に対して、我々一同は深い尊敬の念を抱いております。 『GTA』シリーズの中で我々が追求してきた自由度、非日常性、そしてゲームシステムには、全世界のゲームファンにアピールするような、普遍的な魅力が内包されていると我々は信じています。また、カプコンも同様の思いを共有していると感じます。このベストセラーシリーズを世界に向けてさらに展開していくために、今後カプコンと協力していけることを楽しみにしております」とコメント。

 また、カプコン代表取締役社長の辻本憲三氏は、「Rockstar Gamesと提携し『GTA3』を日本で発売できることを光栄に思います。『GTA』シリーズの斬新なプレイ感覚、素晴らしい製品技術、その比類なきセンスはゲームの遊び方そのもの、そしてゲームに対する既成概念さえ変えてしまいました。ようやく日本のゲームファンの皆様が、じかにこの『GTA』の世界を体験できる時がやってきます。『GTA3』の発売は、必ずや日本のゲームマーケットにおいて記憶されるイベントになると思います」と、両社ともに今回の合意を歓迎するコメントを発表している。

 『GTA3』は、3Dで構築された巨大都市「Liberty City」を舞台にした、ギャングやマフィアの派閥争いを描くACT。警察の護送中に脱走した元銀行強盗の主人公が、下っ端ギャングとしてマフィアの幹部から仕事を与えられ、さまざまなミッションをこなしていくというゲームである。ちなみにミッションの内容は、「運び屋」「殺し屋」「追跡と逃亡」など多種多様だが、主人公がギャングということもあって大半が犯罪行為だ。

 また、本作は犯罪行為、殺人といったインモラルな面がクローズアップされがちだが、他のゲームにはない「Liberty City」のリアリティあふれる描写と広さ、行動の自由度の高さも見逃せない。プレイヤーは自由に「Liberty City」を散策、ドライブすることができ、タクシーなどの特殊車両を奪えば、対応したサブミッションをプレイしてお金を稼ぐことができる。もちろん、徹底的にインモラルなプレイに徹した場合は、武装して建物に居座り一般人を攻撃したり、プレイヤーを逮捕しようとする警察やFBIと交戦することも可能となっている。

 SCEによれば、2002年1月時点で全世界出荷数440万と、昨今のゲーム市場で最も売れているゲームが、いよいよ日本にも上陸。発売は秋を予定しているとのことなので、PS2、PCゲーマーは期待して待つことにしよう。

主人公はギャングの下っ端になり、ミッションをこなしていく。残虐な描写も少なくないが、北米版そのままで発売されることに期待したい。

タクシーを奪った後R3ボタンを押せば、タクシードライバーミッションが発生。

非常に自由度が高いため、さまざまな遊び方ができる。名所めぐりやドライブ、敵対派閥との抗争、軍隊との戦争と、なんでもありなのだ。

*写真は北米PS2版のものです。
(C)2002 Rockstar Games, Inc. Rockstar Games and the Rockstar Games logo are registered trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All other trademarks and trade names are properties of their respective owners. All Rights Reserved.

データ

▼『Grand Theft Auto 3』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2・PC
■ジャンル:ACT
■発売日:2003年秋
■価格:未定

■関連サイト
カプコン プレスリリース(pdf形式)
Take-Two Interactive Software プレスリリース(英語のサイトです)
『Grand Theft Auto 3』公式サイト(英語のサイトです)
Rockstar Games
カプコン