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2003年6月2日(月)

ニューファミコンおよび、スーパーファミコンジュニアの製造が9月をもって終了

 任天堂は、ニューファミコンおよび、スーパーファミコンジュニアの製造を2003年9月をもって終了することを明らかにした。

 同社の広報担当によると、「電子機器を取り巻く環境の変化にともない、製造に必要な部品の確保が困難になってきたため、終了を決定いたしました。“ファミコン”は1983年の発売以来、約20年間という長い期間にわたってご愛顧いただきました。ユーザーの皆さんには感謝を申し上げます」とコメントしている。

 また、任天堂では、ユーザーが満足するサービスの提供を続行することが困難として、ファミリーコンピュータ・ディスクシステムのゲームソフト書き換えサービスも9月30日をもって終了することを発表。ディスクシステムの書き換えサービスは、1986年2月より開始されており、こちらもファミコンと同様に長い歴史を持つ。製造中止やサービス終了のお知らせは、昔からのゲームファンにとって寂しいものだが、任天堂では「これらの経験を財産として、今後も皆様に愛される商品開発に努めていきたい」としているので、新たな展開に期待していよう。

1993年にはAV仕様となった“ニューファミコン”が発売されるなど、約20年にもわたり、ユーザーから愛されつづけてきた“ファミコン”。製造終了は、往年のゲームファンにとって感慨深いニュースだ。


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