2003年6月9日（月）
目標販売数は50万本、シリーズ最新作『テイルズオブシンフォニア』制作発表会
ナムコは本日6月9日、人気RPGシリーズとなるGBA用ソフト『テイルズ オブ ファンタジア』および、GC用ソフト『テイルズ オブ シンフォニア』の制作発表会を都内で開催した。
まず、発表会の冒頭では、ナムコCTカンパニープレジデントの原口洋一氏、任天堂専務取締役の波多野信治氏がそれぞれ壇上で挨拶。原口氏は、「人気シリーズの最新作となる『シンフォニア』は、夏商戦発売タイトルの中でもひときわ重要な作品と位置付けている。先日、ファミコン、スーパーファミコン本体の製造中止が発表されたが、スーパーファミコン用ソフトとして発売したシリーズ1作目『ファンタジア』をGBAで、『シンフォニア』をGCで発売するにあたり、この時間の流れに不思議な因縁を感じる」とコメント。また、波多野氏は「ナムコの代表的なRPGシリーズである『テイルズ オブ』の最新作がGCに投入されることで、ハードの拡販に期待している」と述べた。
続いて、本シリーズのプロデューサーを務める吉積信氏が、両作品の特徴を最新映像とともにそれぞれ紹介。
スーパーファミコン版からの移植となる『ファンタジア』は、原作をベースにイベントやミニゲームなどを新たに追加。携帯ゲーム機用ソフトとして新たに生まれ変わり、この作品の色あせない魅力をいつでもどこでも堪能できるようになっているという。
また、ディスク2枚組というボリュームで発売される『シンフォニア』は、シリーズ初となるフル3D表現を採用。キャラクターやマップ、イベントシーンなどすべてが3D映像で表現されている本作では、奥行きや高さを利用した立体パズルでの謎解きなどを収録。立体的なカメラワークでの迫力あるバトルが楽しめる戦闘シーンでは、1人の敵に対して味方のキャラクター全員が連続して攻撃できるという新要素「ユニゾン・アタック」が追加されている他、4つのコントローラをGC本体に接続することで最大4人までが同時にプレイできることなどが明らかとなった。
さらに、ゲストとして、『シンフォニア』の主人公“ロイド”を演じた小西克幸氏、ヒロイン”コレット“を演じた水樹奈々さん、主題歌を担当しているJ-POPユニット「day after tomorrow」のメンバーもステージに登場。各声優および、アーティストは「シリーズを通してプレイしているファンの方々は、前作のキャラクターに思い入れがあると思いますが、今作の主人公も個性的なので、ぜひプレイして楽しんでほしいです（小西）」「台本7冊というすごいボリュームで、壮大なストーリーが描かれています。とても深いシナリオになっているので期待していてください（水樹）」「ナムコさんの看板タイトル『テイルズ オブ』シリーズの主題歌を担当させてもらうこととなり、非常に光栄です（day after tomorrow/鈴木大輔氏）」「曲の中にもストーリーがあります。遠くに行ってしまう大事な人を見送るというイメージで作詞しました。別れは切ないけれども頑張ってほしいという思いを込めました（day after tomorrow/misonoさん）」と本作品にたずさわった感想や意気込みをそれぞれ語ってくれた。
最後に、「8月は“『テイルズ オブ』シリーズがどこから来てどこへ行くのか”がわかる月にしたい」という挨拶で発表会を締めくくった吉積氏。約7割のユーザーがリピーターという『テイルズ オブ』シリーズだが、最新作『シンフォニア』では目標販売本数50万本を目指すとのことだ。
ナムコ・原口氏（左）、任天堂・波多野氏（右）が冒頭でそれぞれ挨拶。波多野氏は、「7月から8月にかけて、『テイルズ オブ』シリーズを含めた良質なGC用タイトルが多数発売される」と力強くコメント。
『テイルズ オブ』シリーズのプロデューサー・吉積氏。「『シンフォニア』は、こんな内容にしたいという想像が次々と実現した」と語っており、自信作であることをうかがわせた。
スーパーファミコン版をベースに新要素が追加されたGBA版『ファンタジア』。シリーズの原点となる作品だ。
GC初登場にしてシリーズ最新作となる『シンフォニア』。データの読み込みが早く、テンポが良いというカートリッジの長所を踏まえ、GC用ソフトでの発売が決定した。
『シンフォニア』のリリースを記念して発売されるというオリジナルカラーのGC本体も公開。上面カバーには、主人公“ロイド”とタイトルロゴがデザインされている。
発表会では、両作品のキャラクターデザインを担当した人気イラストレーター・藤島康介氏からのビデオメッセージも紹介された。「これまでに3Dのキャラクターをデザインしたことがなかったので、苦労した点が多かった。その分非常にキャラクターに思い入れがあるので、かわいがってほしい」とコメント。
『シンフォニア』のメインキャラクター“ロイド”、“コレット”の声を担当した声優・小西氏、水樹さんも登場。2人とも『テイルズ オブ』の大ファンとのことだ。
『シンフォニア』の主題歌は、人気ユニット「day after tomorrow」が歌う「Starry Heavens」。切なさと元気が共存するmisonoさんの声がイメージにぴったりということで起用。
(C)藤島康介
(C)2003NAMCO LTD.
■メーカー：ナムコ
■対応機種：GC
■ジャンル：RPG
■発売日：2003年8月29日
■価格：6,800円(税別)
▼『テイルズ オブ ファンタジア』
■メーカー：ナムコ
■対応機種：GBA
■ジャンル：RPG
■発売日：2003年8月1日
■価格：4,800円(税別)
まず、発表会の冒頭では、ナムコCTカンパニープレジデントの原口洋一氏、任天堂専務取締役の波多野信治氏がそれぞれ壇上で挨拶。原口氏は、「人気シリーズの最新作となる『シンフォニア』は、夏商戦発売タイトルの中でもひときわ重要な作品と位置付けている。先日、ファミコン、スーパーファミコン本体の製造中止が発表されたが、スーパーファミコン用ソフトとして発売したシリーズ1作目『ファンタジア』をGBAで、『シンフォニア』をGCで発売するにあたり、この時間の流れに不思議な因縁を感じる」とコメント。また、波多野氏は「ナムコの代表的なRPGシリーズである『テイルズ オブ』の最新作がGCに投入されることで、ハードの拡販に期待している」と述べた。
続いて、本シリーズのプロデューサーを務める吉積信氏が、両作品の特徴を最新映像とともにそれぞれ紹介。
スーパーファミコン版からの移植となる『ファンタジア』は、原作をベースにイベントやミニゲームなどを新たに追加。携帯ゲーム機用ソフトとして新たに生まれ変わり、この作品の色あせない魅力をいつでもどこでも堪能できるようになっているという。
また、ディスク2枚組というボリュームで発売される『シンフォニア』は、シリーズ初となるフル3D表現を採用。キャラクターやマップ、イベントシーンなどすべてが3D映像で表現されている本作では、奥行きや高さを利用した立体パズルでの謎解きなどを収録。立体的なカメラワークでの迫力あるバトルが楽しめる戦闘シーンでは、1人の敵に対して味方のキャラクター全員が連続して攻撃できるという新要素「ユニゾン・アタック」が追加されている他、4つのコントローラをGC本体に接続することで最大4人までが同時にプレイできることなどが明らかとなった。
さらに、ゲストとして、『シンフォニア』の主人公“ロイド”を演じた小西克幸氏、ヒロイン”コレット“を演じた水樹奈々さん、主題歌を担当しているJ-POPユニット「day after tomorrow」のメンバーもステージに登場。各声優および、アーティストは「シリーズを通してプレイしているファンの方々は、前作のキャラクターに思い入れがあると思いますが、今作の主人公も個性的なので、ぜひプレイして楽しんでほしいです（小西）」「台本7冊というすごいボリュームで、壮大なストーリーが描かれています。とても深いシナリオになっているので期待していてください（水樹）」「ナムコさんの看板タイトル『テイルズ オブ』シリーズの主題歌を担当させてもらうこととなり、非常に光栄です（day after tomorrow/鈴木大輔氏）」「曲の中にもストーリーがあります。遠くに行ってしまう大事な人を見送るというイメージで作詞しました。別れは切ないけれども頑張ってほしいという思いを込めました（day after tomorrow/misonoさん）」と本作品にたずさわった感想や意気込みをそれぞれ語ってくれた。
最後に、「8月は“『テイルズ オブ』シリーズがどこから来てどこへ行くのか”がわかる月にしたい」という挨拶で発表会を締めくくった吉積氏。約7割のユーザーがリピーターという『テイルズ オブ』シリーズだが、最新作『シンフォニア』では目標販売本数50万本を目指すとのことだ。
ナムコ・原口氏（左）、任天堂・波多野氏（右）が冒頭でそれぞれ挨拶。波多野氏は、「7月から8月にかけて、『テイルズ オブ』シリーズを含めた良質なGC用タイトルが多数発売される」と力強くコメント。
『テイルズ オブ』シリーズのプロデューサー・吉積氏。「『シンフォニア』は、こんな内容にしたいという想像が次々と実現した」と語っており、自信作であることをうかがわせた。
スーパーファミコン版をベースに新要素が追加されたGBA版『ファンタジア』。シリーズの原点となる作品だ。
GC初登場にしてシリーズ最新作となる『シンフォニア』。データの読み込みが早く、テンポが良いというカートリッジの長所を踏まえ、GC用ソフトでの発売が決定した。
『シンフォニア』のリリースを記念して発売されるというオリジナルカラーのGC本体も公開。上面カバーには、主人公“ロイド”とタイトルロゴがデザインされている。
発表会では、両作品のキャラクターデザインを担当した人気イラストレーター・藤島康介氏からのビデオメッセージも紹介された。「これまでに3Dのキャラクターをデザインしたことがなかったので、苦労した点が多かった。その分非常にキャラクターに思い入れがあるので、かわいがってほしい」とコメント。
『シンフォニア』のメインキャラクター“ロイド”、“コレット”の声を担当した声優・小西氏、水樹さんも登場。2人とも『テイルズ オブ』の大ファンとのことだ。
『シンフォニア』の主題歌は、人気ユニット「day after tomorrow」が歌う「Starry Heavens」。切なさと元気が共存するmisonoさんの声がイメージにぴったりということで起用。
(C)藤島康介
(C)2003NAMCO LTD.
データ
▼『テイルズ オブ シンフォニア』■メーカー：ナムコ
■対応機種：GC
■ジャンル：RPG
■発売日：2003年8月29日
■価格：6,800円(税別)
▼『テイルズ オブ ファンタジア』
■メーカー：ナムコ
■対応機種：GBA
■ジャンル：RPG
■発売日：2003年8月1日
■価格：4,800円(税別)
■関連サイト
・「テイルズ チャンネル」
・ナムコ
・任天堂