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2003年7月11日(金)

17年の沈黙を破り『アウトラン2』発表!新筐体にも注目のセガ・プライベートショー

 セガは本日7月11日、マスコミおよびゲーム業界関係者向けのアーケードゲーム展示会「セガ・プライベートショー」を開催。前回は映像出展のみだった『激闘プロ野球 水島新司オールスターズ VS プロ野球』、『World Club ChampionFootball SERIE A 2002-2003(ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA 2002-2003)』の試遊台をはじめ、メダルプッシャー機『ドラゴントレジャー』や大型体感筐体「CYCRAFT(サイクラフト)」などが出展された。

 今回の「プライベートショー」の目玉のひとつは、汎用タイプの大型体感筐体「CYCRAFT」。セガは韓国シミュライン社が開発したこのコンパクト・モーション・シミュレータの総販売元となったことを明らかにし、本日『CYCRAFT F-ZERO AX Ver.(仮称)』と『CYCRAFT Club Kart.Ver.(仮称)』を出展した。コックピットが釣り下げられた「CYCRAFT」は、可動範囲が前後22.0度、左右25.0度、上下10.3cmとなっており、加速や速度、加重感をリアルに体験できることが特徴。今回は2タイトルが披露されたが、汎用タイプということで、今後この筐体を使用したさまざまなレースゲームなどが登場しそうだ。

 本日のもうひとつの目玉は、セガを代表する人気レースゲーム『アウトラン』の続編『アウトラン2(OutRun2)』(Chihiro基板)の発表。跳ね馬と美女、そして美麗な風景が織りなす爽快なドライブゲームが、17年の沈黙を破ってついに帰ってきた。本日は映像出展のみだった『アウトラン2』だが、純粋にドライブを楽しむ「OutRunモード」、助手席に乗せた美女の要望に応えていく「クエストモード」、ゴールまでのタイムを競う「タイムアタックモード」の3つのモードや、最大4人による通信対戦プレイ、新曲の追加などが明らかに。Chihiro基板で開発されている『アウトラン2』だけに、フェラーリのフォルムや背景にももちろん注目しておきたい。

 今回はレースゲーム関連のタイトルに注目が集まった「セガ・プライベートショー」。『アウトラン2』の稼動予定日などは現在未定だが、「COMING SOON」とのことだったので、『アウトラン』のファンは続報を楽しみにしていたい。



釣り下げられたコックピットと流線型なデザインが特徴の大型体感筐体「CYCRAFT」。直角型3軸モーションシステムに挙動プログラムを連動させることで、モニター上の映像とライドの動きの一体化を実現している。

『CYCRAFT F-ZERO AX Ver.(仮称)』をプレイする取材班。気を抜くとハンドルを持っていかれてしまいそうなほどの激しい揺れにビックリ。筐体の横には酔ってしまった人のための緊急停止ボタンもあった。

こちらは『激闘プロ野球 水島新司オールスターズ VS プロ野球』。水島キャラの秘打や秘球は、ギャラリーを魅了していた。稼動は今秋の予定。

『World Club ChampionFootball SERIE A 2002-2003』は、選手カードをフルモデルチェンジ。システムもより遊びやすいようバージョンアップされている。



景色が美麗なコースで、美女を横に乗せてドライブが楽しめる『アウトラン2』。当時のテイストを色濃く残しながら、大幅なパワーアップを遂げて復活するファン注目のタイトルだ。




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