2003年7月29日（火）
【PSMeetingPart2】PS2には、この秋から冬にかけても注目タイトル目白押し！
続いては、カプコンの船水紀孝氏、ポリフォニー・デジタルの山内一典氏ら、5人のクリエイターによって、それぞれが手がけるソフトのプレイデモや、最新映像が披露された。
『バイオハザードアウトブレイク』 (カプコン)
今回の発表会では、壇上の4人がプレイする映像を、大型モニターに4分割で表示し、ネットワークプレイの様子を公開した。基本的には、これまでの『バイオハザード』シリーズ同様、ゾンビと戦いながら探索を行うのだが、大きく異なるのは他のプレイヤーと協力できること。本日の映像では、スタート地点の違う4人がバーに合流して、先に進んでいくところまでのプレイが行われた。
壇上で本作の解説を行った、プロデューサーの船水氏によれば「一回のプレイは、1時間から1時間半程度。時間に拘束されることなく遊べるオンラインゲームの完成を目指しています」とのこと。また、シナリオは5本用意されており、繰り返しプレイを楽しめる。発売時期は11月下旬を目指している。
『グランツーリスモ4』 (SCE)
プロデューサーの山内氏は「本来、この場で『GT4』の新ネタを発表できればよかったのだが、E3に出展して以来ソフト開発のただなかのため、大きなネタはできていません。しかし、せっかくの機会なので最新の『GT4』の映像をもってきました」とコメント。引き続いて、本作のメイキングシーンとゲーム画面を編集した映像が公開された。
今後の展開については、「あと3カ月もすれば、新しいチャレンジがもっと具体的にお見せできると思う。PS2での2作目ということで、より本格的なものをお見せしたい(山内氏)」とのことだ。
『塊魂』(かたまりだましい) (ナムコ)
本日初公開のタイトル『塊魂』(かたまりだましい)は、ナムコが放つ新機軸アクションゲーム。ナムコCTクリエイターグループの藤田光成氏が登壇し、本作のプレイデモを交えながら、ゲームシステムの説明や見どころが紹介された。
この説明によれば、プレイヤーは、雪だるまを大きくする要領で粘着力のあるボールを転がし、地面に置かれた物や動物、果ては人間や車をくっつけていくという作品。ステージごとに、目標のボールサイズがあり、物をくっつけて規定のサイズに到達することを目指すという。
本作のポイントは、ボールには最初は小さな物しかくっつかないが、大きくなるにしたがって、どんどん粘着力が強力になり、大きな物体も巻き込むことができること。短時間でボールを大きくする場合は、物の配置やルートを考える必要がありそうだ。見どころとしては、ボールの大きさは最初は10cm、最終的には20mを超えることもあるというスケール感。実際、プレイデモでも、最初は人に踏み潰されそうなボールと低い視点が、ボールが大きくなるにつれて視点が高くなり、相対的に周囲の風景が小さく見えてくる様子がうかがえた。
『戦国無双』 (コーエー)
続いては、コーエーのゼネラル・プロデューサー、シブサワ・コウ氏が登壇。コーエーが今年で25周年を迎えられたことに対して、来場者に感謝の意を表明した。また、本日初公開となるタイトル『戦国無双』のプロデューサー、杉山芳樹氏もあわせて登壇し、本作の解説を行った。
『戦国無双』は、名前の通り『三國無双』シリーズの流れを汲む、ω-Force開発のタクティカルアクションゲーム。舞台を日本の戦国時代に移し、有名武将、侍、忍者などを操作して、一騎当千の爽快感を味わえる作品に仕上げるという。
また、『三國無双』シリーズのいいところは継承しながら、川中島や桶狭間といった合戦場、安土城内などバリエーションある戦闘シーンと和風アクションなどにより、一味違うゲームを提供する。
本日はロゴのみが公開され、ゲーム画面などは明らかにされなかったが、ユーザーの要望に応えて制作が開始された本作。来年3月発売を目指して、鋭意開発を行っていくとのことだ。
『FINAL FANTASY XII』 (スクウェア)
クリエイターによるゲーム紹介の最後を飾るのは、スクウェア・エニックスの松野泰己氏。もちろん、紹介タイトルは同氏がプロデューサーを務める『FINAL FANTASY XII』だ。
松野氏は「私自身はPS2でゲームを作ることは初めてだが、『FFX』や『FFXI』に負けない技術と、グラフィックを導入した作品を作っている。これは『FF』シリーズなのか？ と疑問をもたれるかもしれない、そんな新しさをキーワードに制作している」と、『FFXII』について説明。また、本日は映像は一切公開されなかったが「秋のある時点で『FFXII』の物語やキャラクター、映像を公開することになると思う」と、期待させてくれるコメントもしてくれた。
また、上記5タイトルのほかにも、この秋から冬にかけて発売される注目タイトルがスクリーンで紹介された。中には、本日初公開のタイトルも含まれているので、以下に列挙しよう。
会場ではスライドで、今年度末までの注目タイトルが挙げられた。中には『ワイルドアームズF』など、初出のものも含まれている。
『バイオハザードアウトブレイク』は、短時間でプレイできるオンラインゲームになるとのこと。これからはMMORPGだけでなく、より手軽なオンラインゲームも多数登場してきそうだ。
山内氏は『GT4』の最新映像を披露。メイキングシーンとゲーム画面が編集された、非常に美しいムービーであった。
「チーム一同、『塊魂』のようなゲームが明日のゲーム業界を変えるのではないかと、思いながら制作しています」と、ナムコの藤田氏。
タイトルからして、独特な雰囲気の『塊魂』。
ボールは、最初はわずか50cm。小さな物体しかくっつけることができない。
ごろごろ転がして、さまざまな物をくっつけて、ボールを大きくしていく。
市街地の奥で転がる、超巨大なボール。あれが20mに達したボールなのだろうか。
シブサワ・コウ氏は『信長の野望 Online』に関しても言及。現在6万アカウントで、年末には10万アカウントを達成するのではないか、とのことだ。また、シブサワ氏自身もすでに250時間以上、一般プレイヤーとしてプレイしているという。
『戦国無双』プロデューサーの杉山芳樹氏。『三國無双2 猛将伝』の制作も手がけたが、これを超える作品にするとコメントした。
『タクティクスオウガ』『ベイグラントストーリー』など、重厚な作品で知られる、松野泰己氏がプロデューサーを務める『FFXII』。新しさをキーワードにするとのことだが、どのような作品に仕上がるのだろうか。
■2003年冬
■発売時期未定
■オンライン対応タイトル
『バイオハザードアウトブレイク』 (カプコン)
今回の発表会では、壇上の4人がプレイする映像を、大型モニターに4分割で表示し、ネットワークプレイの様子を公開した。基本的には、これまでの『バイオハザード』シリーズ同様、ゾンビと戦いながら探索を行うのだが、大きく異なるのは他のプレイヤーと協力できること。本日の映像では、スタート地点の違う4人がバーに合流して、先に進んでいくところまでのプレイが行われた。
壇上で本作の解説を行った、プロデューサーの船水氏によれば「一回のプレイは、1時間から1時間半程度。時間に拘束されることなく遊べるオンラインゲームの完成を目指しています」とのこと。また、シナリオは5本用意されており、繰り返しプレイを楽しめる。発売時期は11月下旬を目指している。
『グランツーリスモ4』 (SCE)
プロデューサーの山内氏は「本来、この場で『GT4』の新ネタを発表できればよかったのだが、E3に出展して以来ソフト開発のただなかのため、大きなネタはできていません。しかし、せっかくの機会なので最新の『GT4』の映像をもってきました」とコメント。引き続いて、本作のメイキングシーンとゲーム画面を編集した映像が公開された。
今後の展開については、「あと3カ月もすれば、新しいチャレンジがもっと具体的にお見せできると思う。PS2での2作目ということで、より本格的なものをお見せしたい(山内氏)」とのことだ。
『塊魂』(かたまりだましい) (ナムコ)
本日初公開のタイトル『塊魂』(かたまりだましい)は、ナムコが放つ新機軸アクションゲーム。ナムコCTクリエイターグループの藤田光成氏が登壇し、本作のプレイデモを交えながら、ゲームシステムの説明や見どころが紹介された。
この説明によれば、プレイヤーは、雪だるまを大きくする要領で粘着力のあるボールを転がし、地面に置かれた物や動物、果ては人間や車をくっつけていくという作品。ステージごとに、目標のボールサイズがあり、物をくっつけて規定のサイズに到達することを目指すという。
本作のポイントは、ボールには最初は小さな物しかくっつかないが、大きくなるにしたがって、どんどん粘着力が強力になり、大きな物体も巻き込むことができること。短時間でボールを大きくする場合は、物の配置やルートを考える必要がありそうだ。見どころとしては、ボールの大きさは最初は10cm、最終的には20mを超えることもあるというスケール感。実際、プレイデモでも、最初は人に踏み潰されそうなボールと低い視点が、ボールが大きくなるにつれて視点が高くなり、相対的に周囲の風景が小さく見えてくる様子がうかがえた。
『戦国無双』 (コーエー)
続いては、コーエーのゼネラル・プロデューサー、シブサワ・コウ氏が登壇。コーエーが今年で25周年を迎えられたことに対して、来場者に感謝の意を表明した。また、本日初公開となるタイトル『戦国無双』のプロデューサー、杉山芳樹氏もあわせて登壇し、本作の解説を行った。
『戦国無双』は、名前の通り『三國無双』シリーズの流れを汲む、ω-Force開発のタクティカルアクションゲーム。舞台を日本の戦国時代に移し、有名武将、侍、忍者などを操作して、一騎当千の爽快感を味わえる作品に仕上げるという。
また、『三國無双』シリーズのいいところは継承しながら、川中島や桶狭間といった合戦場、安土城内などバリエーションある戦闘シーンと和風アクションなどにより、一味違うゲームを提供する。
本日はロゴのみが公開され、ゲーム画面などは明らかにされなかったが、ユーザーの要望に応えて制作が開始された本作。来年3月発売を目指して、鋭意開発を行っていくとのことだ。
『FINAL FANTASY XII』 (スクウェア)
クリエイターによるゲーム紹介の最後を飾るのは、スクウェア・エニックスの松野泰己氏。もちろん、紹介タイトルは同氏がプロデューサーを務める『FINAL FANTASY XII』だ。
松野氏は「私自身はPS2でゲームを作ることは初めてだが、『FFX』や『FFXI』に負けない技術と、グラフィックを導入した作品を作っている。これは『FF』シリーズなのか？ と疑問をもたれるかもしれない、そんな新しさをキーワードに制作している」と、『FFXII』について説明。また、本日は映像は一切公開されなかったが「秋のある時点で『FFXII』の物語やキャラクター、映像を公開することになると思う」と、期待させてくれるコメントもしてくれた。
また、上記5タイトルのほかにも、この秋から冬にかけて発売される注目タイトルがスクリーンで紹介された。中には、本日初公開のタイトルも含まれているので、以下に列挙しよう。
会場ではスライドで、今年度末までの注目タイトルが挙げられた。中には『ワイルドアームズF』など、初出のものも含まれている。
『バイオハザードアウトブレイク』は、短時間でプレイできるオンラインゲームになるとのこと。これからはMMORPGだけでなく、より手軽なオンラインゲームも多数登場してきそうだ。
山内氏は『GT4』の最新映像を披露。メイキングシーンとゲーム画面が編集された、非常に美しいムービーであった。
「チーム一同、『塊魂』のようなゲームが明日のゲーム業界を変えるのではないかと、思いながら制作しています」と、ナムコの藤田氏。
タイトルからして、独特な雰囲気の『塊魂』。
ボールは、最初はわずか50cm。小さな物体しかくっつけることができない。
ごろごろ転がして、さまざまな物をくっつけて、ボールを大きくしていく。
市街地の奥で転がる、超巨大なボール。あれが20mに達したボールなのだろうか。
シブサワ・コウ氏は『信長の野望 Online』に関しても言及。現在6万アカウントで、年末には10万アカウントを達成するのではないか、とのことだ。また、シブサワ氏自身もすでに250時間以上、一般プレイヤーとしてプレイしているという。
『戦国無双』プロデューサーの杉山芳樹氏。『三國無双2 猛将伝』の制作も手がけたが、これを超える作品にするとコメントした。
『タクティクスオウガ』『ベイグラントストーリー』など、重厚な作品で知られる、松野泰己氏がプロデューサーを務める『FFXII』。新しさをキーワードにするとのことだが、どのような作品に仕上がるのだろうか。
データ
■2003年秋| R: RACING EVOLUTION(ナムコ) |
| 鬼武者無頼伝 (カプコン) |
| 仮面ライダー 正義の系譜 (バンプレスト) |
| 機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙 (バンダイ) |
| Grand Theft Auto III(カプコン) |
| 激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球(セガ) |
| SIREN(サイレン) (SCEJ) |
| 侍道2 (スパイク) |
| Jリーグ ウイニングイレブンタクティクス(コナミTYO) |
| 真・三國無双3 猛将伝 (コーエー) |
| スーパーロボット大戦シリーズ 新作 (バンプレスト) |
| 零 ～紅い蝶～ (テクモ) |
| 太鼓の達人 あっぱれ三代目 (ナムコ) |
| タイムクライシス3 (ナムコ) |
| 超時空要塞マクロス (バンダイ) |
| 天外魔境II MANJI MARU (ハドソン) |
| トゥームレイダー 美しき逃亡者 (アイドスインタラクティブ) |
| DRAG ON DRAGOON （スクウェア・エニックス) |
| NARUTO -ナルト- ナルティメットヒーロー(バンダイ) |
| 熱チュー！ プロ野球2003 秋のナイターまつり(仮)(ナムコ) |
| バイオハザード アウトブレイク (カプコン) |
| 魔界英雄記 マキシモ ～マシンモンスターの野望～(カプコン) |
| メダル・オブ・オナー ～ライジングサン～(エレクトロニック・アーツ) |
| ワイルドアームズF (SCEJ) |
■2003年冬
| 鬼武者3(カプコン) |
| キャッスルヴァニア(コナミTYO) |
| Kunoichi-忍- (セガ) |
| グランツーリスモ4（SCEJ) |
| シャドウハーツII(アルゼ) |
| SuperLite2000パズル テトリス (サクセス) |
| セブンサムライ 20XX (サミー) |
| ソニックヒーローズ (セガ) |
| ダービースタリオン(仮)(エンターブレイン) |
| ダビつく3ダービー馬をつくろう！ (セガ) |
| 007Everything or Nothing (エレクトロニック・アーツ) |
| ドラゴンボールZ2(バンダイ) |
| はじめの一歩2(ESP) |
| FIFA2004(エレクトロニック・アーツ) |
| プロ野球チームをつくろう！2003 (セガ) |
| 桃太郎電鉄12～西日本編もありまっせー！～ (ハドソン) |
| ラチェット＆ クランク2 (SCEJ) |
| ワンピースグランドバトル3 (バンダイ) |
■発売時期未定
| ギャロップレーサー最新作 (テクモ) |
| BUSIN0(ゼロ) ～Wizardry Alternative NEO～ (アトラス)) |
| どろろ(仮)(セガ)) |
■オンライン対応タイトル
| automodellista U.S. -tuned (カプコン) |
| オンラインプロレス(ユークス) |
| カラオケレボリューションシリーズ (コナミ) |
| 機動戦士ガンダムめぐりあい宇宙 (バンダイ) |
| ギャロップレーサー最新作 (テクモ) |
| くまうた(SCEJ) |
| TAISEN1将棋 (毎日コミュニケーションズ) |
| TAISEN2囲碁 (毎日コミュニケーションズ) |
| TAISEN3麻雀 (毎日コミュニケーションズ) |
| TAISEN4ソルジャー ～企業戦士将棋～ (毎日コミュニケーションズ) |
| バイオハザードアウトブレイク (カプコン) |
| バトルギアスキール(仮) (タイトー) |
| FIFA2004(エレクトロニック・アーツ) |
| メダル・オブ・オナー～ライジングサン～ (エレクトロニック・アーツ) |
| モジブリボン(SCEJ) |
| モンスターハンター(カプコン) |
| ロード・オブ・ザ・リング王の帰還 (エレクトロニック・アーツ) |
■関連サイト
・SCE