【AMショー】「AW-NET」に『ギルティギアイスカ』『KOF』最新作などが対応
サミーは「第41回アミューズメントマシンショー」で、先にお伝えした『Sammy vs CAPCOM(仮称)』以外にさまざまな新作発表を行った。それぞれ順を追って紹介していこう。
まず1つめは、「ATOMISWAVE」をネットワークでつないだ新サービス「AW-NET(エーダブリューネット)」。「AW-NET」対応ゲームのユーザーは、情報記録カード「AWカード」を使ってプレイすることで、携帯やPC端末から全国ランキングやプレイデータの保存、キャラクターのカスタマイズといったさまざまなサービスを受けることができるようになる。この「AW-NET」対応ゲームとして発表されたのが、『ギルティギア ゼクス』シリーズ最新作の『ギルティギア イスカ』と、異なる4つのテーブルゲームが楽しめる『ネットセレクト金太郎』の2タイトルだ。
『ギルティギア イスカ』は、手前と奥の“2ラインバトル”、最大4人同時対戦が可能な“シングルorチームプレイ”、ボタンの組み合わせでラインの攻防が熱くなる“振り向きボタン”などが搭載され、ゲームシステムを一新。これに加え、「AW-NET」では対戦成績、スコア、クリアタイムといったランキング確認や、キャラクターカスタマイズなどのコンテンツが楽しめるようになっている。より遊びごたえのあるシステムになったことで、今後もますます『ギルティギア』人気が上昇していきそうな感じだ。
一方『ネットセレクト サラリーマン金太郎』は、「3人麻雀」「大富豪」「リバーシ」「タクティクス」の4タイトルが楽しめるゲーム。こちらも『ギルティギア イスカ』同様に、ランキングやエディット機能などが楽しめる。また、オンライン対戦ではチャット機能も用意されているため、対戦はかなり白熱したものになりそうだ。
2つめは、SNKプレイモアの「ATOMISWAVE」への参入。これにより、『KOF』シリーズ最新作が「ATOMISWAVE」の「AW-NET」対応タイトルとして発売されることが決定した。ステージでSNKプレイモアの門脇章人氏は、「他社の基板で開発するのは初めて。全社をかけてプロモーション展開します。」と開発への意気込みを話し、「「AW-NET」をフル活用し、見ているだけでもカッコイイKOFを鋭意開発中です。」とコメントした。『KOF』シリーズ最新作となるこのタイトルは、2004年春の発売を予定しているとのことだ。
今回のサミーブースでは、『Sammy vs CAPCOM(仮称)』と『KOF』最新作以外のタイトルは、すべて会場で試遊可能。特に『ギルティギア イスカ』はこれまでのシリーズと大幅に戦い方が変化しているだけに、同シリーズをやり込んでいるユーザーは、ぜひ会場に遊びに行って触れておきたいところだ。
「ATOMISWAVE」シットダウン筐体でリリースされる『ギルティギア イスカ』。コントロールパネルには、「AWカード」を差し込むカードリーダーが設置されている。
「AW-NET」では、プレイするごとに獲得できるAW共通ポイントを利用し、さまざまなコンテンツサービスを受けることができる。
『ネットセレクト サラリーマン金太郎』紹介時には、映像で原作者の本宮ひろ志氏からファンに向けてのコメントも。「仕事がつまらなかったら、どんどんこのゲームで遊んで楽しんでください。」とのことだ。
2004年春の発売に向け『KOF』最新作を鋭意開発中と話す門脇氏(写真右)。最後はステージに登壇した4人の記念撮影で発表会が締めくくられた。
データ
■「第41回アミューズメントマシンショー」開催概要
【開催時期】2003年9月11日、12日(業者招待日)、13日(一般公開日)
【会場】東京国際展示場(東京ビッグサイト)
【開催時間】各日10:00~17:00
【入場料】中学生以上 当日券1,000円(税込)、前売券700円(税込)/小学生以下・60歳以上は無料
■関連サイト
・「AW-NET」公式サイト
・サミー
・カプコン
・JAMMA