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2003年9月28日(日)

【TGS】『ポトリス』全国大会決勝戦!激戦を制したのは「WILDSPEED」チーム

 本日9月28日、TGSバンダイブースで「ポトリス全日本チャンピオンタッグマッチ東京ゲームショウ決勝大会」が開催された。これはオンラインゲーム『ポトリス2』の最強プレイヤーを決める全国大会の決勝戦。8月から行われていたオンライン予選とエリア予選を勝ち抜いた12チーム24名が幕張メッセに結集し、互いの技を競い合う大会だ。

 大会は2ブロックに分かれての総当たり戦からスタート。試合は生き残ったタンクの数の合計を競い合うポイント制で行われ、約2時間にわたる激闘の末に決勝進出チームが決定した。各チームのポイントは以下の通り。

■Aブロック
人生送りバント 7ポイント
たとー 6ポイント
ヽ(`Д´)ノ 6ポイント
不滅の鯨魂 4ポイント
GOL@福岡 4ポイント
ドリームナビ 0ポイント

■Bブロック
WILD SPEED 8ポイント
Vailside!!! 6ポイント
まるちーず 6ポイント
広島花火と大阪ゆーすけ 5ポイント
ぷしゃ 1ポイント
くまみかん 0ポイント


 この結果を受けて、各ブロック1位の「人生送りバント」と「WILD SPEED」の2チームが決勝に進出。ブロック戦2位の「たとー」と「Vailside!!!」が3位決定戦にコマを進めることとなった(同ポイントのチームは追加試合で順位を決定した)。

 そして約1時間の休憩を挟み、「たとー」と「Vailside!!!」の2チームによる3位決定戦がスタート。実力的にはほとんど差がないと思われた2チームだったが、ゲーム中盤で「たとー」チームのキャロットタンクが落とされて状況は急変。残ったセコウインドが怒りダコの状態で孤軍奮闘するも「Vailside!!!」の正確な射撃には勝てず、試合は「Vailside!!!」の勝利となった。「Vailside!!!」は昨年の大会でもTGS決勝まで進出しており、今回の成績に「嬉しいです。けっこう思いどおりに当たってくれてよかった」と喜びの声を聞かせてくれた。

 3位決定戦に続いては、いよいよ本日の最終決戦! 「人生送りバント」と「WILD SPEED」の2チームによる熱戦の火蓋が切られ、ギャラリーの盛り上がりも最高潮に。試合は「The snow fantastic land」で行われたが、初期配置の悪さも手伝って、まず最初に「人生送りバント」のセコウインドが集中砲火を浴びて撃沈。残ったキャロットタンクと「WILD SPEED」のキャロット&セコウインドが近距離で2対1の撃ち合いとなり、「人生送りバント」は苦しい展開に。最終的には足場を崩し「WILD SPEED」が勝利。全国の『ポトリス』プレイヤーの頂点に立つ結果となった。

 電撃オンラインでは、優勝直後の「WILD SPEED」チームに独占取材を決行。以下のインタビューをチェックしてもらいたい。

――優勝おめでとうございます!
◆P:*:*:*:◆選手「ありがとうございます。うれしいです」
◆P(゚∀゚*クレイ選手「まさか勝てるとは思ってませんでした」
――2人はどういうご関係ですか?
◆P:*:*:*:◆選手「2人とも『PEACE』というギルドの仲間です」
――今回大会に出場しようと思ったきっかけは?
◆P:*:*:*:◆選手「ぼくが後期から大学の授業が忙しくなってあまりプレイできなくなるので、その前に思い出作りのつもりで出ました」
――すごい思い出になりましたね。
◆P(゚∀゚*クレイ選手「本当にびっくりしました。ぼくらよりうまい人はいっぱいいますから」
――2人とも『ポトリス』歴はどれくらいですか?
◆P:*:*:*:◆選手「ぼくは1年2ヶ月くらい」
◆P(゚∀゚*クレイ選手「ぼくはちょうど1年です」
――決勝戦のステージは「The snow fantastic land」でしたがどうでしたか?
◆P:*:*:*:◆選手「嫌いなステージじゃないのでよかったです。時計だったらあんなにうまくいかなかったと思う」
◆P(゚∀゚*クレイ選手「配置もよかったし」
――決勝戦を振り返って感想は?
◆P(゚∀゚*クレイ選手「相手がすごく緊張してたと思います」
――相手の「人生送りバント」のことは知ってたんですか?
◆P(゚∀゚*クレイ選手「よくオンラインで対戦してたんで知ってます。普段ならあんなに外すわけないんで、緊張してるのがわかりました」
◆P:*:*:*:◆選手「でもこっちも手が震えてましたけど。スペースキーがうまく押せなかったのははじめてです(笑)」


 というわけで「ポトリス全日本チャンピオンタッグマッチ」は、東京と千葉の大学生コンビ「WILD SPEED」が優勝。また、惜しくも入賞を逃したチームも非常にハイレベルな戦いを見せてくれた。すべての参加チームに惜しみない拍手を贈りたいと思う。シンプルながら奥が深い『ポトリス』の魅力が、この大会を通してさらに多くの人に伝わったのではないだろうか。

まずは12チームが総当たりで戦うブロック予選。5試合トータルのポイントで実力が試される。

TGSという大舞台で、多くのギャラリーが見守るなかでの試合とあって、選手たちは一様に真剣な表情。

エリア予選上位のチームが敗退するなど、序盤から波乱含みの展開に。

公式全国大会だけあって賞品は超豪華。3位にデジカメ、2位がHDDレコーダー、1位にはノートパソコンが贈られる。

ブースの周りにはたくさんのギャラリーが集まっていた。

3位決定戦からはステージ上に設置されたPCでの戦い。ギャラリーの注目を一身に浴びる。

北海道から参加の「たとー」チーム。3位決定戦で惜しくも敗れたが全国4位はそれだけですごい。

全国3位の座を勝ち取った「Vailside!!!」チーム。大阪から参加のセコウインドコンビだ。

いよいよ決勝戦。ステージ上で「ここまできたら勝ちたいです」と語る両チーム。

戦いの様子はリアルタイムに実況される。右は解説担当のバンダイGV島田さん。

決勝戦は手に汗握る展開。選手たちの緊張は相当のものだ。

「人生送りバント」チームの2人は西日本エリア大会では4位の成績。2人とも高校生とのこと。

東日本エリア大会では5位だった「WILD SPEED」チーム。ギルドメンバーの期待を背負っての出場だ。

見事優勝の栄誉を勝ち取った「WILD SPEED」チーム。巨大なトロフィーとノートパソコンを受け取って喜びの表情。


■関連サイト
『ポトリス』公式サイト