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2004年12月21日(火)

RSAセキュリティ、PSPのネットワーク環境にも暗号化システムをライセンス

 RSAセキュリティは、携帯型ゲーム機「PSP(プレイステーション・ポータブル)」のソフト開発者向けライブラリに、同社の暗号化ツールキット「RSA BSAFE SSL-C」と、SSLのサーバー認証機能を有効にするRSAルート証明書をライセンスしたことを発表した。

 「RSA BSAFE SSL-C」は、インターネット上で情報を暗号化して送受信するセキュリティ技術・SSLを組み込むための暗号化ツールキットで、すでにPS2における同様のライブラリにも採用されている。PSPはワイヤレスLANを介してのインターネット接続が可能だが、SSLを利用することによって、ユーザーがインターネットで接続するサーバーまでの通信路が暗号化され、第三者による個人情報の不正入手や改ざんといった行為が防止されるという。

 また開発者側は、SSLの暗号通信機能を利用することで、ネットワークを介したソフトウェアやコンテンツのオンライン販売、登録におけるセキュリティを確保。SSLのクライアント認証機能とデジタル証明書を活用することにより、安全で確実なユーザー認証を行うことができ、なりすましやパスワード盗難といった不正行為を防ぐことが可能とのことだ。


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RSA セキュリティ