米マイクロソフト、GameDevelopersConferenceで次世代開発環境「XNA」発表
米マイクロソフトは、カリフォルニア州サンノゼで開催されているGame Developers Conferenceにて、Xbox、Windowsなどのハードウェア環境に依存しない開発環境「XNA」をリリースすることを明らかにした。
この「XNA」は、マイクロソフトのゲームプラットフォームであるXbox、Windows、Widnwos Mobileなどの次世代シリーズ(次世代Xbox、Longhornなど)において、開発者がハードウェアの違いを考えることなく、ゲーム開発を行うことができる環境を提供するもの。具体的な内容として、下記の機能が明かされた。同社はこれら「XNA」の機能によって、ゲーム開発期間中にクリエイティブな作業にかける時間を大幅に増やすことができるとしている。
データ
■「XNA」が提供する機能
・Xbox Liveが持つ課金、セキュリティ、ログイン管理、フレンドリスト、マッチングなどの機能とサービスが、Windowsの開発者も利用可能になる。
・入力関連について、すべてのプラットフォームにおいて共通のコントローラリファレンスデザインを開発し、入力APIとボタン規格が統一される。これにより、WindowsとXboxのゲームは同じコントローラを使用することが可能になる。
・グラフィックとオーディオにおいて、Xbox開発用のPIX、XACTがWindows上で利用可能になる。また、逆にハイレベルシェーダー言語(HLSL)をはじめとした、最新版DirectXのテクノロジーをXboxで利用可能になる。
■関連サイト
・プレスリリース
・Xbox公式サイト