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2004年3月9日(火)

「7thAnnualInteractiveAchievementAwards」GameoftheYearは『CallofDuty』

 米Academy of Interactive Arts and Sciences(AIAS)が主催する「7th Annual Interactive Achievement Awards」受賞タイトルが発表された。

 この賞は同アカデミー会員の投票によって、今年の優秀なゲーム作品を選定するというもの。PCゲームと家庭用ハードのジャンル別や、グラフィック、サウンドなど全36部門で構成されている。

 今回見事Game of the Yearに輝いたタイトルは、Infinity Ward開発の第2次世界大戦を題材にしたFPS『Call of Duty』。本作は英BAFTA主催の「Game AwardsでGame of the Year」を獲得しているほか、3月24日に受賞作が発表される「Game Developers Choice Awards」でもGame of the Yearにノミネートされているなど、全世界で非常に高く評価されているタイトルだ。またこの他のタイトルでは、『Prince of Persia:The Sand of Time』や、『Star Wars:Knights of the Old Republic』、『SSX 3』などが複数部門での受賞を達成した。

 一方国産タイトルに目を向けると、『ゼルダの伝説 風のタクト』と『ソウルキャリバーII』の評価が高い。家庭用RPG部門では『ダーククロニクル』、『ディスガイア』、『FFX-2』、『ゼノサーガ』とノミネートの時点では5タイトル中4タイトルを国産タイトルが占めたものの、賞は『Star Wars:Knights of the Old Republic』に与えられる形となった。

 その他、プラットフォームホルダーによるタイトルとしては、SCEの『EyeToy』、任天堂の『マリオパーティ5』、マイクロソフトの『Crimson Skies:High Road to Revenge』が表彰された。マイクロソフトはこの他に、PCゲーム『ズータイクーン 完全版』も受賞を果たしている。

 また、『ポピュラス』、『ダンジョンキーパー』、『Black & White』など、ゴッドシミュレーターと呼ばれるジャンルを創出したピーター・モリニュー氏が、AIASの殿堂入りとなった。同氏は現在Xbox向けRPG『Fable』を制作しており、この完成が大いに期待されるところだ。

ピーター・モリニュー氏が開発中の『Fable』は、人生をそのまま体験できるRPG。2003年最高のRPGとして評価された『Star Wars:Knights of the Old Republic』同様、一本道ではない自由度の高いプレイが可能な作品になるようだ。


■関連サイト
「7th Annual Interactive Achievement Awards」:Winners(英語のページです)
Academy of Interactive Arts and Sciences(英語のページです)