ソニー、SCEFabをソニーセミコンダクタ九州に統合。半導体製造事業をさらに強化
ソニーは、2004年7月1日付けでSCEが長崎県に所有する半導体製造部門「SCE Fab」をソニーセミコンダクタ九州(以下、SCK)に統合することを決定した。
SCE Fabは、PS2に搭載されている高性能描画プロセッサ「グラフィックス・シンセサイザ」をはじめ、さまざまなPS2向け半導体の製造を主に担当。AV機器向けの半導体も生産しており、ソニーグループの重要な半導体生産拠点となっている。
一方のソニーセミコンダクタ九州は、半導体プラットフォーム会社として2001年に設立され、半導体の設計・開発を行っている。
SCE FabとSCKは、これまでも生産設備の構築や生産オペレーション、人材・技術面などで密接な協力関係を築いてきたが、統合されることで運営をさらに強化。ソニーグループの主力半導体生産を担う部門として、より効率的で円滑な供給体制を構築するとしている。
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