本日発表された任天堂の新型携帯ハード「ニンテンドー・ディーエス」。この発表に伴い、対応ソフト7タイトルも同時に公開された。2画面の特徴を活かした斬新なゲームが多くラインナップされているので、以下に紹介していこう。
■『Super Mario 64×4』
これはニンテンドウ64用ソフト『スーパーマリオ64』の世界観をモチーフにしたアクションゲーム。マリオ、ルイージ、ヨッシー、ワリオといったおなじみのキャラクターが登場し、ワイヤレス通信を利用して、4人のプレイヤーが同時にゲームを楽しむことができる。上画面に3Dのステージとキャラクターが表示され、下画面にはキャラクターの位置情報が表示されるシステム。「64を超えた」と言われるディーエスのグラフィック性能を感じることのできる1本となっている。
■『Metroid Prime:Hunters』
海外で絶大な人気を誇る『メトロイド』がディーエスで登場。最大4人の同時プレイが可能なこのゲームでは、それぞれに異なる色のスーツを着用し、自分のキャラクターを一人称視点で操作。自分以外の相手を倒すことが目的となる。下画面にタッチすることで、カメラや目標を回転させたり、ボール形態に変形することができる。基本的な世界観やグラフィック、サウンドなどはGC版『メトロイドプライム』をベースにしている。
■『PictoChat』
最大16人のプレイヤーが同時接続して楽しめるコミュニケーションゲーム。タッチパネルで書いた文字や絵、ソフトキーボードで入力したテキストを、ワイヤレス通信機能を使って瞬間的に相手に送り、リアルタイムでのやりとりを行うことが可能となっている。あるプレイヤーが送った絵を、他のプレイヤーが修正して送り返したり、付属のゲームをいっしょに楽しんだりと、自由度の高い遊びが体験できる。
■『WarioWare,Inc.DS』
『WarioWare,Inc.』とは『メイド イン ワリオ』の米国での呼び名。「1つの画面じゃ狭すぎる!」とワリオが言ったかどうかは知らないが、多くのミニゲームを楽しむことができる点はディーエス版でも同様だ。タッチパネルを有効に使ったミニゲーム(パネルをこすりまくる!)などはとくに気になるところ。
■『Animal Crossing DS』
ディーエス版『どうぶつの森』は、ワイヤレス通信対応がポイント。アイテムやキャラクターの移動の自由度がさらに広がるはず。
■『NEW Super Mario Bros.』
あの『スーパーマリオブラザーズ』の進化系。3Dで描かれたキャラクターが横スクロールでアクションする様子は新しいような懐かしいような。
■『Mario Kart DS』
『マリオカート』がディーエスにも登場。上画面でレースを行い、下画面でコースと順位を確認できる。
以上7タイトルは任天堂が自社で発売するソフトだが、これ以外にもコーエーやコナミ、スクウェア・エニックスなどのメーカーが参入することが公式に発表されており、明日からの「E3 2004」には多くのタイトルが出展される予定となっている。これらサードパーティのソフトにも、コーエー『真・三國無双』やコナミ『遊戯王 NIGHTMARE TROUBADOUR』などキラータイトルになり得るソフトが多く控えているので、そちらの動向も楽しみにしておきたいところだ。
『Super Mario 64×4』で現在公開されている画面は『スーパーマリオ64』の最初の城の周辺。シリーズのファンには懐かしい場所だ。
『Metroid Prime:Hunters』は否応なしに盛り上がるスリリングな対戦ゲーム。ワイヤレス通信機能の特色が最大限に発揮されるタイトルとなっている。
『PictoChat』はタッチパネル、ワイヤレス通信といったディーエスの機能を活かしたコミュニケーションソフト。
『WarioWare,Inc.DS』はおなじみのキャラクター、ワリオが活躍するミニゲーム集。ワイヤレス通信を使っての競争プレイなどに期待しよう。
『どうぶつの森』の英題が『Animal Crossing』。インターネットにつながって世界中の人とやり取りできる楽しさは言うまでもないだろう。
『NEW Super Mario Bros.』はマリオの巨大化もハンパじゃない。どんなキノコを食べるとこんなになるのかと。
『Mario Kart DS』のキモはやはり対戦。ワイヤレス通信の範囲が広がったことにより、見知らぬ人といきなり対戦する場面も出てくるかも。
コナミから発売される『遊戯王 NIGHTMARE TROUBADOUR』の画面イメージ。タッチパネルでカードを引く感覚が味わえるとのこと。明日からのE3ではプレイアブル出展が予定されている。
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■関連サイト
・Nintendo Of America(英語のサイトです)
・任天堂