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2004年5月14日(金)

ディーエスだけじゃない!任天堂ブースはユニークすぎる注目タイトルが目白押し

 新ハードの発表に沸く今年のE3だが、任天堂ブースではゲームキューブやゲームボーイアドバンスの新作ソフトも多数出展。どの出展タイトルもディーエスに負けず劣らずの盛況ぶりだ。

 なかでも注目を集めているのは、やはりゲームキューブでリリースされる『Metroid Prime 2:Echoes』のプレイアブル出展。「メトロイド」は米国では「マリオ」「ゼルダ」と並ぶ任天堂の看板タイトル、しかも前作の評価が非常に高かったこともあって、多くのゲームファンが何度もプレイしている様子を見ることができた。

 また、初出のタイトルでは『Star Fox』『Advance Wars Under Fire』『Donkey Kong Jungle Beat』なども気になるところ。『Star Fox』はシリーズ本編の正統な続編で、『Advance Wars Under Fire』は戦略3Dアクション(アドバンス用ソフトではないので注意!)。そして『Donkey Kong Jungle Beat』はなんと『ドンキーコンガ』用コントローラ「タルコンガ」を使った横スクロールアクションだ。会場ではボス戦まで含めたデモバージョンをプレイすることができたのだが、片方のコンガを叩くと進み、両方同時に叩くとジャンプ、手拍子でパワーアップといった操作方法は実に新鮮。タルコンガが再び活躍するという意味でも嬉しいソフトと言えるだろう(ちなみにブースでは『ドンキーコンガ』も出展。当然ながら収録曲は日本のものとはぜんぜん違っていた)。

 そしてこれらのソフトに比べると注目度は低いが、ブースの片隅でユニークなソフトをひとつ発見! 『Ohdama』と呼ばれるこのソフトは、なんと戦国時代を舞台にしたピンボール(!)。武将同士の合戦場で巨大な鉄球を転がし、敵の兵卒を蹴散らすという内容で、唐突すぎる和風の世界観と、あまりに大胆な(卑怯な)ゲームコンセプトに、プレイする人々も思わず半笑い。だが、開発を手がけているのがあの『シーマン』を生み出したビバリウムだと聞けば、その不思議さにも納得させられてしまうかもしれない。

 というわけで、初公開タイトルを含む多くの新作が出展された任天堂ブース。それぞれのタイトルの日本での正式なアナウンスが待たれるところだ。

「E3 2004」会場最大級の面積を誇る任天堂ブース。内容の充実ぶりは言わずもがな。

『Metroid Prime 2:Echoes』はマルチプレイヤーモードの体験プレイも可能。最大4人の対戦が楽しめる。

『Donkey Kong Jungle Beat』のプレイ中、興奮した記者は思わずコンガを強打! 係のお姉さんに「やさしく!」とたしなめられたのは秘密だ。

これが噂の(?)『Ohdama』。兵たちが虫けらのようにぶっ飛ぶさまは爽快感バツグンだぞ!

『Ohdama』のゲーム画面。ピンボールゲームなのでティルト(台揺らし)も可能。

(C)Nintendo

■関連サイト
任天堂E3出展ソフトラインナップ(GC)
任天堂E3出展ソフトラインナップ(GBA)
任天堂
Nintendo of America
ビバリウム