「SUGIレーベル」が新たに発足!第1弾は都響版『ドラゴンクエストV天空の花嫁』
アニプレックスは本日5月26日、新たにすぎやまこういち氏独自の音楽レーベル「SUGIレーベル」を立ち上げたことを発表した。
「SUGIレーベル」は、「亜麻色の髪の乙女」、「花の首飾り」や人気ゲームソフト『ドラゴンクエスト』シリーズの作曲をてがけてきたすぎやまこういち氏の新音楽レーベル。その第1弾CDは、東京都交響楽団の演奏による「交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁」で、6月23日に発売が決定している。
本日都内にて行われた記者会見で、すぎやまこういち氏は「「SUGIレーベル」が目指すものは、「亜麻色の髪の乙女」のような息の長い音楽。日本の財産として残していきたい音楽をリリースしていく」とコメント。「『ドラクエ』の序曲も18年前に作曲しましたが、今でもユーザーのみなさんが着メロで利用するなど、とても愛されている音楽です。こうした息の長い曲、いい作品を提供していきたい」と話した。「今回、東京都交響楽団が素晴らしい演奏をしてくれた」と満足そうなすぎやま氏は、ゲームソフトの発売スケジュールなどにとらわれず、今後も納得のいく作品を作りたいとしていた。
また、「交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁」以降の作品については今のところ未定だが、年内に3つのオーケストラ収録が予定されている。『ドラクエ』だけでなく、「亜麻色の髪の乙女」やビートルズの楽曲など出したいCDがたくさんあるとのことなので、今回の『ドラクエV』をはじめ、今後リリースされる作品にも注目していきたいところだ。
なお、本日記者会見の前にはマティアス・ムジクム・カルテット(NHK交響楽団メンバー)が弦楽四重奏で、「序曲」(『DQ』より)、「哀愁物語」(『DQV』より)、「亜麻色の髪の乙女」の3曲を演奏。こちらについてもすぎやま氏は、「今後はマティアス・ムジクム・カルテットの音楽も「SUGIレーベル」で扱っていきたい」と話していた。
4年ぶりの新録となる都響版「交響組曲ドラゴンクエストV」。今後もずっと東京都交響楽団の演奏による作品をリリースしていくとのことだ。
「序曲」、「哀愁物語」、「亜麻色の髪の乙女」を演奏したマティアス・ムジクム・カルテット(※中央はすぎやま氏)。「亜麻色の髪の乙女」は、「SUGIレーベル」が目指す作品の象徴だと、すぎやま氏は語った。
データ
▼都響版「交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁」
■メーカー:アニプレックス
■品番:SVWC-7201
■発売日:2004年6月13日
■価格:3,045円(税込)
■関連サイト
・アニプレックス 『ドラゴンクエスト』サウンド・トラック紹介ページ
・アニプレックス
・『ドラゴンクエスト』公式サイト
・スクウェア・エニックス