“ピポサル”が名誉博士に就任!「テレビゲームとデジタル科学展」が上野で開催
本日7月16日、SCEが特別協賛する「テレビゲームとデジタル科学展」の関係者向け内覧会および開会式が国立科学博物館にて開催された。
「テレビゲームとデジタル科学展」は、コンピュータや家庭用ゲーム機に代表されるデジタル技術の歴史を紹介する展覧会。会場には、真空管を使用した大型電子計算機「ENIAC(エニアック)」の計算回路(復元)や世界初のPC「Altair8800」をはじめ、PS2やGC、Xboxといった最新のゲームハードまで、あらゆる時代のデジタル技術が展示されている。
さらに場内では、バンダイの『デジタルモンスター(デジモン)』のキャラクターが子どもたちを案内する、ゲーム仕立てのナビゲーションシステム「ユビキタス・ゲーミング」を用意。このシステムは、ゲーム参加者が「ウォールストーン」という端末を持ち歩くと、天井に設置されたセンサーが感知し、来場者がいる場所にあわせたメッセージがイヤホンから流れるというもので、展示品に関するクイズなどのミニゲームを楽しめる。
加えて、デジタルエンターテイメントコンテンツがプレイできるコーナーも設けられており、ワイヤレスリフレクターを使用して集団でゲームに参加できる「シネマトリックス」や、卓球台の表面に玉が落ちるとその場所に水の波紋が広がる「ピンポンプラス」などで、最新のデジタル技術を体験することができる。
また、特別協賛のSCEからは『グランツーリスモ4“プロローグ”版』のソフト制作について解説するコーナーや、『EyeToy』シリーズの試遊台が提供される他、展示会の特別名誉博士に任命された“ピポサル”が各コーナーのパネラーを担当。7月17日~8月31日には、期間限定でPS2用ソフトや“ピポサル”グッズが販売されるとのことだ。
内覧会に続いて実施された開会式には、文部科学副大臣の小野晋也氏や総務大臣政務官の松本純氏といった豪華な面々が参加。開会を記念するテープカットでは、“ピポサル”が彼らにハサミを手渡すという場面も見られ、出席者たちを和ませた。
新旧にわたる、デジタル技術の進化の歴史を学ぶことができる「テレビゲームとデジタル科学展」。参加者が実際にプレイすることができるさまざまなコンテンツも用意されているので、興味がある人はぜひ夏休みなどを利用して遊びにいってみよう。
国産8ビットPCの最初のベストセラー「PC-8001」(写真上)や、世界初のアーケード用ゲームマシン「Computer Space PONG」(写真下)など歴史的な展示物が勢ぞろい。“ピポサル”も興味深げに眺めていた。
あのテーブル型『スペースインベーダー』をはじめ、さまざまなアーケードマシンの筐体が展示されている。
「ファミリーコンピュータ」は、家庭用ゲーム機の歴史を語る上で欠かすことができない存在だ。
「ユビキタス・ゲーミング」は、この「ウォールストーン」をセンサーが感知して、さまざまなメッセージが参加者に届くシステム。
会場内の各所に設置されたモニターに『デジモン』のキャラクターが出現。ミニゲームの結果によっては、キャラクターカードが「ユビキタス・ゲーミング」終了時にもらえる。
リフレクターが反射した光の色を認識して、画面上に反映させるというシステムになっている「シネマトリックス」。カメラが撮影した映像を使用して、大人数で『EyeToy』を巨大化したようなゲームもプレイ可能だ。
開会を記念するテープカットは“ピポサル”が見守る中、文部科学副大臣の小野氏(写真中央)や総務大臣政務官の松本氏(写真右)、国立科学博物館・館長の佐々木正峰氏(写真左)により無事とり行われた。
データ
■「テレビゲームとデジタル科学展」
【開催期間】2004年7月17日~10月11日
【開催場所】国立科学博物館(東京都台東区上野公園 7-20)
【入場料】一般・大学生 1,300円(前売り・団体は1,100円)/小・中・高校生 600円(前売り・団体は400円)
※「ユビキタス・ゲーミング」には別途200円が必要
■関連サイト
・「テレビゲームとデジタル科学展」特設ページ
・国立科学博物館