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2004年8月21日(土)

【キャラホビ2004】「絢爛舞踏祭」ブースではゲーム開発スタッフによるトークショー

 SCEとバンダイビジュアルが共同で出展している「絢爛舞踏祭」特設ブースでは、TVアニメ「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」の声優陣や、今冬に発売が予定されているPS2用ソフトの開発スタッフが出演するステージイベントが行われた。ここでは、13:30から行われたSCEJプロデューサーの永野英太郎氏、ゲームデザイナーの芝村裕吏氏(アルファ・システム)の2人によるトークショーを中心にお伝えしよう。

 『絢爛舞踏祭』は、火星で地球軍と戦う潜水艦「夜明けの船」を舞台に、プレイヤーがそのクルーの一員として日常生活をリアルに体験できるというシミュレーションゲーム。本日のトークショーでは、まず芝村氏が手がけたPS用ソフト『高機動幻想ガンパレード・マーチ(以下、ガン・パレ)』が紹介され、そのシステムが『絢爛舞踏祭』にも継承されていることが明かされた。永野氏は「良くも悪くも、『ガン・パレ』に次ぐ作品」と話しており、芝村氏によれば「この『絢爛舞踏祭』の構想は『ガン・パレ』発売後、すでにあった」という。基本システムの設計や企画に長い歳月をかけただけあって、『ガン・パレ』のシステムやAIをさらに進化させ、登場キャラクターとのコミュニケーションもより緻密なものとなっているようだ。
 さらにトークショーでは、ゲームにしか登場しないオリジナルキャラクターのデザインイラストやゲームのプロモーション映像なども公開され、芝村氏は「絵柄はアニメでできないことを表現しようとしたら、大人っぽいデザインになった。登場人物もゲームのほうが多い」とゲームオリジナル要素をアピール。2人は開発中の『絢爛舞踏祭』について、「きっちりと作っているんだけど内容を説明しづらい。“どんなゲーム?”と聞かれるとつらいです(苦笑)」(永野氏)、「表現の限界に挑戦している作品です。ゲームというのは、デザイナーVSプレイヤーだと思う。10万人のうち1人がクリアできればいい(笑)」(芝村氏)と話し、本作の特徴である自由度の高さを強調していた。

 この他、ブース内では、オリジナルグッズの販売やゲーム作品のオートプレイ映像を上映。プレイに先駆けてゲームの雰囲気をつかむことができるので、ソフトの発売を楽しみにしているファンはぜひとも訪れておきたいところだ。

SCEとバンダイビジュアルが共同で出展している「絢爛舞踏祭」ブース。ステージ進行役の司会者もTVアニメのキャラクター“エステル”のコスプレで登場。

トークショーには、芝村氏(左)、永野氏(右)の2人が出演。現在開発中の『絢爛舞踏祭』の内容が垣間見れる内容となっていた。

ゲームオリジナルキャラクターのイラストも一部公開。人物以外にもさまざまなキャラクターが登場するとのことだ。

ブース内には、TVアニメで主人公が乗っている人型汎用起動兵器「RB(ラウンドバックラー) 希望号」の巨大フィギュアも展示。

『絢爛舞踏祭』のオートプレイ映像を上映。主人公が他のクルーたちと会話をしたり、食事をしたりといった、「夜明けの船」の日常生活を確認することができた。


データ

▼『絢爛舞踏祭』
■メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
■対応機種:PS2
■ジャンル:SLG
■発売日:今冬
■価格:未定

■「C3&ホビーエキスポ キャラホビ2004」
【開催日】2004年8月21日、8月22日
【場所】幕張メッセ 国際展示場(4・5・6ホール)
【入場料】前売券 大人1,300円(税込)/当日券 大人1,500円(税込) ※小学生以下は無料
【前売券取り扱い店舗】チケットぴあ、JR東日本みどりの窓口・びゅうプラザ、ローソン、サンクス、セブンイレブン、ファミリーマート、全国有名プレイガイド、アニメショップ、ホビーショップなど(一部店舗除く)

■関連サイト
「絢爛舞踏祭」公式サイト
PlayStation.jp
SCE
バンダイビジュアル
「キャラホビ2004」公式サイト